
この空冷エンジンは、トルクがあって、上の回転域でよく伸びる。
スズキの2世代目の4stエンジンは張り切って造られた渾身のエンジンだ。
しかし、ホンダも、空冷4気筒4バルブエンジンをCB1100Fに搭載し、世に問うた。
スズキのエンジンは、レースの世界では、エンジンヘッドに熱を持つ傾向があり、
成績を残せず、販売実績は、CB1100Fのヨーロピアンスタイルの前に、惨敗となった。
そこで、デザインなら海外に依頼をしようという事で、ターゲットデザインへ…。
カタナに結びつく。
エンジンに関しては、熱を持つのなら、冷やそうという事で、油冷エンジンが
生まれたのは、ケガの功名。
… この8万㎞なんてへっちゃらさ…のエンジンは、6万9千㎞を走って
確かに絶好調だし、エンジン構成部品に厚みを持たせ、耐久性を重視したと
いうのも分かる。 確かに、エンジンは、ヘタリを全く感じさせないし、
8万㎞までまっしぐらである。