これまで、カワサキGPZ400F.
ホンダCBR400RR.
ホンダCB400SF H-VTEC SPEC2
スズキGSX-R1100 '90.
スズキGSX-R1100 '92.
スズキGSX1100Sと国内では所有してきた。
どのバイクが、1番かと言うとCBR400RRカナ…。
59馬力だったけど、162kgだったし、70馬力以上出ているという噂もあったし…。
椿ラインで、コーナーの出口を見ているだけで、旋回できたという恐るべきマシン。
乗りやすいバイクが最速と呼べるバイクでした。
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http://www.honda.co.jp/news/1987/image/kyotu_bt.gif二輪製品ニュース
http://www.honda.co.jp/news/1987/image/news_bt.gif1987年12月15日
水冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジン搭載の
スーパースポーツバイク「ホンダ・CBR400RR」を発売
本田技研工業(株)は、カムギアトレーン(カムシャフトを歯車で駆動する方式)機構採用の水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載し好評のCBRシリーズに新たに、優れた空力特性と力強いフォルムを両立させたフェアリングや、前・後輪ラジアルタイヤなど先進装備を採用したスーパースポーツバイク「ホンダ・CBR400RR」を昭和63年1月19日より発売する。
このCBR400RRは、ホンダが長年にわたり培った4サイクル・エンジン技術を随所にいかし、直列4気筒エンジンの持ち味である軽快で伸びの良い出力特性にくわえ、中・低速域での瞬敏で力強い応答性をもいっそう高めている。しかもフレームからスイングアーム、ホイールにいたるまで基本骨格のすべてをアルミ製とし、さらに、アルミ製マフラー(消音器)を量産4サイクルモデルとして初採用するなどして軽量(乾燥重量162kg)でありながら力強さと高質感をあわせもったスーパースポーツバイクとなっている。
CBR400RR
●販売計画(国内・年間)
16,000台
●全国標準現金価格
699,000円
(北海道・沖縄は、9,000円高、その他一部離島を除く。)
● | エンジン……シリンダーヘッドを新設計とし、吸気ポートのストレート化やロッカーアームを排した直押し式バルブシステムにくわえ、細軸(3.8mm)大径(吸気弁22mm/排気弁19.5mm)バルブなどの採用により動弁系のフリクションロスの低減と同時に高い燃焼効率を実現。また、大径(32.5mm)の4連キャブレターや新集合方式の排気管には、新構造のアルミ製軽量マフラー(消音器) を組み合わせ吸・排気効率をいっそう高め、とくに中・低速域での瞬敏で力強い応答性を発揮する設計としている。 |
● | フレーム・足廻り……ホンダ独自の「目の字」断面構造をもつ軽量・高剛性のアルミ製ツインチューブ・フレームは、よりスリム化をはかった形状とし、ゆとりある乗車姿勢の確保にも寄与。また、前・後輪には、新設計のアルミ製中空・3本スポーク・キャストホイールに幅広の偏平ラジアルタイヤ(前・120/60 R17、後・150/60 R18)を組み合わせて採用。これらのフレームやタイヤの特性をいかすため、スリムさと高い剛性を両立させた三角形状のスイングアーム(トライアーム)を新たに開発。優れた路面追縦性を発揮する前・後サスペンションとあいまって機敏で軽快な操縦性を楽しめるものとしている。 |
●その他の主な装備
・ | オイルポンプを必要としない水冷式オイルクーラーの採用により冷却性を向上させながらフリクションロスの低減と軽量化を両立。 |
・ | スピードメーター・ギアボックスを前車輪部からエンジン後部に変更し、バネ下重量の軽減と車輪廻りの剛性感を向上。 |
・ | 前輪には、ブレーキフィーリングの良い大径(296mm)フローティング式ダブルディスク・ブレーキを装備。 |
・ | 収納時には、サイドグリップや荷かけフックとしても使用できる収納式ピリオンステップを市販車初採用。 |
・ | 後部シート下部に4リットル相当の小物入れを設定。また、2個分のヘルメットホルダーを装備し、ツーリングなどでの利便性を向上。 |
・ | 操作感の良いステップと同軸式のチェンジペダル&ブレーキペダル(ジュラルミン製)を採用。 |
・ | ダイナミックなカラーリングと斬新なデザインのデュアルヘッドライト&テールライトなどにより個性を主張。 |
主要諸元
型式 |
NC23 |
|
全長(m) |
2.020 |
|
全幅(m) |
0.690 |
|
全高(m) |
1.110 |
|
軸距(m) |
1.370 |
|
最低地上高(m) |
0.120 |
|
シート高(m) |
0.765 |
|
車両重量(kg) |
179 |
|
乾燥重量(kg) |
162 |
|
乗車定員(人) |
2 |
|
燃費(km/L)定地走行テスト値 |
38.1(60km/h) |
|
最小回転半径(m) |
3.0 |
|
エンジン形式 |
NC23E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・直列4気筒) |
|
総排気量(cm3) |
399 |
|
内径×行程(mm) |
55.0×42.0 |
|
圧縮比 |
11.3 |
|
最高出力(PS/rpm) |
59.0/12,500 |
|
最大トルク(kg-m/rpm) |
4.0/10,000 |
|
キャブレター型式 |
VG04 |
|
始動方式 |
セルフ式 |
|
点火方式 |
フルトランジスタ |
|
潤滑方式 |
圧送飛沫併用式 |
|
潤滑油容量(L) |
3.5 |
|
燃料タンク容量(L) |
15 |
|
クラッチ形式 |
湿式多板 |
|
変速機形式 |
常時噛合式6段リターン |
|
変速比 |
1速 |
3.307 |
2速 |
2.352 |
|
3速 |
1.875 |
|
4速 |
1.590 |
|
5速 |
1.434 |
|
6速 |
1.280 |
|
減速比(1次/2次) |
2.181/2.800 |
|
キャスター(度) |
25°15′ |
|
トレール(mm) |
95 |
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タイヤサイズ |
前 |
120/60 R17 55H |
後 |
150/60 R18 67H |
|
ブレーキ形式 |
前 |
油圧式ダブルディスク |
後 |
油圧式ディスク |
|
懸架方式 |
前 |
テレスコピック |
後 |
スイング・アーム(トライアーム) |
|
フレーム形式 |
ダイヤモンドHO |