2015年の7月1日から、発電を開始した我が家の発電所。
パナソニック製なのだが、新商品が発売されたそうだ。
まず、1年間早く導入できたことのメリットは大きい。 発電量はわずかにUPしたようだが、微量。

保障期間が、20年間から25年間へUPしたようだが、元々あった能力を認めただけとの話もあるから、

これも良いや。 それより、値引きが抑えられることのほうが大きいかも。
値引きされるまで。1年。 設置して既に1年。 1年前に設置して、大成功。 良い決断だったと思う。

パナソニックが太陽光発電の新商品HIT P250αPlus、HIT 245αPlusを発表
2015年07月31日
パナソニック太陽光発電システムの軒先に設置するカバー

パナソニックが2015年秋受注開始予定の新商品を発表
住宅用太陽光発電シェアNo.1のパナソニックが新商品を発表しました。
今回発表された新商品は、2015年9月~10月に受注開始予定なので、

まだ手に入れることはできませんが、一足早くどんな特徴をもった商品なのか

ご紹介したいと思います。
発表された新商品は、次の4種類です。

■PS工法用

・HIT P250αPlus

・ハーフタイプ P120αPlus

■現行工法用

・HIT 245αPlus

・ハーフタイプ 120αPlus

ポイントは、以下の3点です。
1.国内メーカー初、パネル出力保証が25年に
2.取り付け工事の手間を大幅に削減できる新工法「PS工法」
3.現行工法用に新しい太陽光パネルが発表されるも、 出力増加はほんの少し(1W)


太陽光パネル出力保証(無償)が20年から25年へ延長

今回の発表は新製品の発表でしたが、一番気になったのは保証期間延長の発表でした。

現在、国内主要メーカーのパネル出力保証は、長くても20年です。
しかも、メーカーによっては、20年保証に延長するために追加費用がかかることもあります。
それが、今回発表されたパナソニックの新商品では、無償で太陽光パネル出力保証が25年もつくことになりました。

海外メーカーではパネル出力保証を25年つけるメーカーが増えていますので、パナソニックが追随したことになります。

製造方法が変わったという話は聞いていませんので、もともと25年十分稼働できる性能はあったのだと思います。
そうは言っても、正式にメーカー保証が25年つくのは画期的ですし、安心ですね。

独自の新工法 PS工法を採用

また、新たな工法も発表されました。

今回発表された4つの新商品のうち、品名に「P」がついているHIT P250αPlusとハーフタイプ P120αPlusに、

パナソニック独自の新工法であるPS工法が採用されています。

PS工法は、この度新しく開発された差し込むだけで設置できる工法です。
プッシュ(Push)&スライド(Slide)の頭文字から名付けられました。

現行工法では、フレームに太陽光パネルを取り付けるときには電動工具などが必要ですが、

PS工法は差し込むだけ(プッシュ&スライド)で設置することができます。
実際に設置工事のデモンストレーションを見ましたが、すごく簡単に設置できる工法で驚きました。
具体的には、PS工法によってこれまでの工法と比べてパネル取り付け工数をほぼ半減できると

パナソニックから発表されています。

工事の手間がかからない事による影響

PS工法は工事の手間がかかりませんから、その分工事代が安くなれば良いのですが、

多くの工事会社では特に工事代を安くすることはないのではないかと思います。
一般的に、工事の基本料金はそれぞれの工事会社で決まっていて、追加で手間がかかる場合には、

その分工事代が追加されます。 PS工法で手間が減るとは言え、わざわざ基本料金をPS工法のために

安くするとも思えませんので、買う人にとって工事代が安くなることは考えにくいと思います。

ただ、将来的にPS工法が浸透してきたときには、PS工法用の安い基本料金を設定する工事会社も

出てくるかも知れません。

工事の手間がかからないという特徴の他にも、PS工法では太陽光パネルと太陽光パネルの隙間が減るため、

見た目が綺麗という特徴があります。  ただ、これは今の工法でもパネル間のカバーをつければ

ほとんど見た目には差がないと感じました。

発電効率は、ほんの少しだけアップ

現在のHITの主力商品は、HIT 244αです。
今回の新商品では、HIT 244αの後継機種として、HIT 245αPlusが発表されました。
公称最大出力は、244Wから245Wに増えています。
ちなみに、パネル発電効率は、19.0%から19.1%へと、0.1%だけ増えています。

発電性能の向上がわずかですので、発電量の増加もわずかではないかと思います。
現在主力のHIT 244αは、公称最大出力こそ244Wですが、実際に出荷される商品は

244Wから247Wくらいまでの出力が出ていました。
ですので、HIT 244αからHIT 245αPlusになったからと言って、実際の発電量はたいして

変わらないのではないかと考えます。

推測ですが、シャープが出している245Wの太陽光パネル(NB-245AB)に対抗するために、

245Wにしただけなのかなぁと思います。

まとめ
今後はこれらの新商品がパナソニックにとっての主力商品になっていくと思います。
それなら、今パナソニックの太陽光発電を検討している人は、新商品が発売されるのを

待った方が良いのでしょうか。

太陽光発電に限った話ではないですが、「私は新商品が好き!」という人は、

新商品の発売を待つのもありだと思います。 ただ、検討が進んでいる人が、

わざわざ今回の新商品を待つ必要性はあまり感じません。

もちろん新商品には既存商品よりも良い特徴がいくつもありますが、やはり新商品だけあって、

発売したタイミングでは、そこまで簡単に値下がりしてくれません。
むしろ新商品が出るのに合わせて、既存商品が「型落ち商品」として、割安で買えるように

なることも考えられます。 そういった価格面を考えると、わざわざ新商品が出るのを

待たなくても良いのではないかと思います。

また、PS工法は、現行工法に比べて、まだまだ対応できる屋根が限られています。
(例えば、陸屋根の場合、PS工法の新商品は設置できません。)
せっかくPS工法の新商品を待っても、結局、設置不可になってしまう場合もあると思います。
そういう意味でも、既に検討が進んでいるのであれば、わざわざ待たなくても良いでしょう。

住宅用太陽光発電トップシェアのパナソニックが新商品を発表しましたので、

今後、他のメーカーもパナソニックを意識した動きを仕掛けてくると思います。
今後の市場動向に目が離せませんね。