CB1100。 久々に出た空冷エンジン1,100cc。
さすがにキャブでは、排ガス規制が通らず、Fuel Injctioon.
Fuel Injectionの時点で、ちょっと違うんじゃないかと思う。
適切な燃料供給量を送り込む。 本来、燃料供給量は、アクセルの開度によって、
調整されるもの。 バイクの助けは要らぬ。

CB1100が発売になった当初、燃費が悪いという話を聞いた。
これは、思ったほど加速しないので、(制御してるとはいえ)アクセルを開けた
結果だと推測する。 それを証拠に、初心者であった友人は、周りで言っていたほど
燃費は悪くなかった。 400ccからの乗り換えで、トルクを感じながら、走って
いたからだ・・・という仮説も成り立つ気がする。
空冷エンジンという事で、話題にはなったが、完全に電子制御されたエンジンだ。

とはいえ、このエンジン。 ホンダの力作だ。
競合他社が、これと似たエンジンを造っても、パワフルさを強調するスズキ、
カワサキ、ヤマハでは、商売にならなかっただろう。
ホンダは、往年の名車のイメージがあり、そのイメージで売ったのである。
スズキは、油冷エンジンを諦め、カワサキは水冷エンジンに移行し、
ヤマハは、自社のXJRをスポーティーなイメージに変えて、販売しているが
苦戦している。
往年の名車のイメージを持ったホンダだけが、空冷エンジンの販売に可能性が
見いだせたように思う。
ここ、大事だよ。 ビジネスのツボ。

それを証拠に、現在、ホンダは、ネオ・クラッシックともいうべき、
スポークホイールのCB1100EXを売り出してる。
また、当初、経営困難だった無限の救済措置として、無限Versionを発売した。
このラインは、当初から狙ったところだろう。 そして、暫く、間を少しおいて、
このスポークホイール バージョン。

本当は、モリワキ・TSRあたりとのコラボを狙いたかったところだと思うが、
レースをしない車両のコラボはモリワキ・その他が断ったとしてもおかしくない。
モリワキと無限の排気音を聞けば、どちらが多くのUserに好まれるかは、
自明だろう。

その点では、ヤマハ XJR1300とモリワキのコラボを見てみたい。
ま、モリワキが、XJRでレースに出るとは考えにくいが…。
ボツだけど、ストーリーとしては面白い。 とはいえ、XJR1300は、
インジェクションだけどね・・・。
つまり、マフラー交換による走行面でのメリットが感じにくいのである。
音を強調するだけのマフラーにモリワキが本気になるわけがない。

モリワキも、本気になるべきレースも減少し、バイク本体が売れていない中、
経営は苦しいだろう。 とはいえ、MOTO GPで結果を残せなかったが、
森脇護さんとしたら、幸せな人生だろうと思う。
尊敬する人だ。 GPZ400Fのフォーサイト。 CBR400RRのSlip‐on。
CB400SFのショート管を生み出した人だから、とても感謝している。
最高の品質と音でした。 ありがとうございます。