カタナって…。
GSX1100Sは、ターゲットデザインの提出したデザインを忠実に再現したせいで、
着座位置からハンドルまで、ずいぶん遠い位置に設定されている。
重いのは、考慮されたベースが、GSX1100Eだったから…。
そして、GSX1100Eは、アウトバーンを疾走し、200km先の目的地に、
2時間をどれほど短縮するかという条件の下に設計されている。
それを卓越したデザインで…、これが、GSX1100Sの命題。
だから、あの前傾も許容されたのだ。 空冷も、さほど問題が
ならなかったのだろう。日本の気候に合わせ、当時、流行の
水冷エンジンを400/250クラスには、設定した。 750ccは、
全く考慮されていないから、議論にも上がっていないわけです。
そんなこんなで、GSX1100Sは、空冷4気筒エンジンで、大きなヨーロッパ
基準のまま、販売されたのだ。それが、スズキが販売したカタナであり、
オリジナルと呼ばれるようだ。 海外では存在しない750/400/250ccは、
日本でしか販売されないし、世界で販売されたのは、1,100だけ。
海外に行ったことない、仕組みのわからない人は、
状況が掴めないですよね?(大笑)