GSX1100Sは、ターゲットデザインのデザインを忠実に再現したものだから、
着座位置からハンドルまでが遠い。
前傾で疲れるというよりも何かアンバランスな違和感を感じる。
それが疲れるのだ。  けど、ちょっと待て。回避できる可能性があるのに…。
ハンドルが遠いから、ブレーキング時に体が、前方に移動してしまい、
それを腕で支えようとするから、肩が凝るのだ。
多くの人が、カタナの乗車姿勢からくる肩凝りの話をするのだが、
あまり聞く耳を持たないようにしている。
この理屈を知らないから肩が凝るのだ。 マジ素人は困る。
 
着座位置を決め、そこにお尻を固定する。
お尻は、固定するけど、腹筋に力を入れ、少し引く。
そこから、前方に手を差し出し、ハンドルに触れる。
そう、この触れる位置でハンドルを握る。
この乗車姿勢をとれば、1日350kmなんて、
楽に15日間でも走り続けることができる。
 
自分のバイクの乗車姿勢もわからない人が多いですよね?
何でも汎用性があると思っている輩が多すぎる。少なくとも、カタナには無い。
どの時代にも、工夫を全くしない方が大勢いらっしゃる。
 
万人向けでないカタナ。 それを工夫して、合わせて乗る。
"やせ我慢して・・・"なんて言葉も聞くが、工夫して快適に走らせるなんて、
他の人とは異なり幸せに感じることがある。
 
ま、とにもかくにも、カタナを楽しめる人と楽しめない人がいるわけで、
私は、少なくとも、楽しませて頂いている。
感謝で一杯だ。
触る…、握るという感じはない・・・な。