2010年9月18日(Sat)に納車された。
92年製造、94年登録。 メーター表示3km。
これまで、ほぼ13年半。
 
カタナを買う前にしたこと。
まず、前傾は気にならなかった。
ハンドルは、遠いなと感じた。
それでも、日に、300-350km程度なら、2週間のツーリングでは
問題にならないと直感的に感じたし、実際にその通りだった。
 
カタナは、高揚感が違うのよ。 1100ccという排気量も大きい。
アクセルを捻れば、グワッと加速していくし、高速道路じゃなくても、
(例えば)バイパスのような道を80km/hで流すような状況では、
他のバイクでは味わえないような快適感を感じる。
これだ…と思う。  空冷の排気音は、気持ち良かッ!
750ccのエンジンとが一緒にできない、こっちが絶対に良い。
 
おそらく、この感覚は、中排気量車では感じることができない快感だ。
その排気量によって運転感覚は違うし、コンセプトも違うから当たり前のことだが、
1100ccのカタナの感覚は、個人的には好きだ。 GSX1100Sが好きなだけ…だ。
だから、お陰様で、他の人のバイクは、あまり気にならないネ。
 
最初の頃、"カタナ乗りの常識"だか何だかわからないけど、
そんなことは当たり前のことだと言ってくる人がいたが、ホンダ乗りだった自分は、
"カタナ乗りの常識"なんて知らないし、すべて、"カタナのひどい非常識”だった。
スズキは、MOTO GPで極稀にしか、勝てないしね…。 ライダーのせいもあるだろうけどね。
 
ま、それでも、カタナに9年半チョイ、乗ってきたわけだ。
空冷4st四気筒エンジンは、気に入ってる。 油冷が最高だと思いながら、
乗せ換えの計画は全くない。 油冷は、2年間 計4万kmチョイ走ってさ、
かなり良いエンジンだと認識している。 ヨシムラミクニのキャブとの組み合わせは、
とてつもなく、凄いんだよな…。
 
水冷のラジエターなんて、重くなるだけの不要物だと思っているし、
同等の性能を保てるなら、シンプルな方が良い。
 
ま、カタナに乗って、前傾で、ハンドルが遠いのは分かっていたが、
想定内だった。 この分は、ネガティブだが、それ以外の優れた概念や性能を
最初に感じることができた。 そして、今も美点だ。 それを理解して買っている。
 
カタナを買って嫌いになってしまう一例として、整備されていないカタナに
乗る場合がある。 カタナに限らず、バイクは、整備が完全にされた状態では、
気持ち良く走ることができる。 整備されていない状態のカタナに乗って失望するのは
気の毒である。  ここを完全に仕上げたのが、ユニコーンジャパンのカタナだ。
高いという声もあるが、商売なので、"稼ぎ"が上乗せされるのは当然だ。
 
こういうことを分かって買うのって、家にしても、車にしても大事なことだ。 
そして、僕にとっては、当たり前のことなのだ。