カタナのエンジンは、今更ながら、ワクワクする。
多分、K・Factoryのマフラーの脚色もあるんだろうが、
無駄な(?)低速トルクを削って、開けるとスムースに加速していく。
ニンジャの友人は、うるさくないマフラーは車に気がつかれないからダメだ、
というが、これには、僕は反対意見。 視認性は、他の視覚的な方法で確認させれば
良いことであって、音で認識させるのは、賢い人の意見とは思えない。

とにかく、低速域から高速域までぶん回せる、そして、よく付いてくるエンジンは、
80年代に生まれたエンジンの持ち味なんだと思う。 Hondaに勝つのは、油冷まで
待たねばいけないのだが、この空冷エンジンは踏み台になったわけだ。
それだけで十分に良い。 

今、Moto GPをみるとV型エンジンが主流になっており、勝つのは、HONDAである。
Moto GPにおいて、SuzukiとKawasakiは、蚊帳の外である。
どうしようもないくらい、エンジンのパワー差が生じている。
カタナや油冷のトルクもそうだが、アクセルを開けられないほどのトルクを
絞り出しても、ライダーの恩恵はないわけで、扱いやすいエンジンを作り続ける
ホンダを評価する理由である。 グラフに描くと台形型を示すという特性のV型
エンジンは、史上最高のレーシングエンジンなんだと思う。 

一方で、高回転に行くにしたがって、トルクカーブを描く並列4気筒エンジンも
実は気持イイのである。 最近のは、マフラーで、馬力を落としているらしく
糞詰まりなのだが、80年代のバイクは、エンジンの特性も、発売されるマフラーも
抜けが良いマフラーである。 ま、これは、ホンダ・カワサキが最高の音を
発生する。 はなれて、ヤマハ・スズキの順番が少し辛いが、2stメーカーであった
2社が遅れを取るのは、致し方ない気もする。

けど、後ろの2気筒に直接風を当てるのは難しく、熱処理は苦しそうだと素人目にも
感じるのだが、でかいラジエターが解決策か…。
音は、並列4気筒かな…。

以前のCBの4st4気筒エンジンが、最高。 CB1100Rに積んでいるやつネ…。
カワサキも、Z1に積んでいるエンジンあたりが最高の音を発生させるよネ?
スズキ…。 ま、ホンダ・カワサキを追っていた頃のエンジンということで、
価値あるエンジンだ…。