銀行は、客を待たせておきながら、”お待たせしました。”と言わなかった。

女性は、六本木に来るBMWをカローラと呼んでいた。

400万以上する車を安い車と言っていた。

職は、溢れていた。特に才能がなくても、たとえサボリ癖がついていようと

ちょっといい大学を出ていたら、一流メーカーが待っていてくれた。

そこが気に入らなければ、また一流メーカーへ転職。 また、気に入らないと

別の企業へ。 転職が、ラーメン屋に行くくらいに簡単だった。

才気溢れる男と無才の男が同じ年収を手にしていたのだ。

時代が不況なら、男の価値は、一目瞭然でわかる。



金があるもの、不況でも充実している者が勝者である。

敗者には、金はもちろん、女もまともな料理も与えるな。

それが、当たり前。

弱肉強食なんだから、それが当たり前。

いつまでも、弱者の影にすがっていてはいけない。