政府は12日午前、衆参両院の議院運営委員会の合同代表者会議で、日銀審議委員に東京電力前副社長の森本宜久・電気事業連合会副会長(65)を起用するなど8機関32人の人事案を提示した。衆参各院の同意を経て正式決定する。

 日銀審議委員の定数は6人だが、自公政権時の「ねじれ国会」で日銀総裁人事が混乱し、現在は2人欠員の状態。森本氏は連合会副会長などを6月末に辞職し7月1日付で任命予定。昨年12月に国会の同意を得ている宮尾龍蔵・神戸大経済経営研究所長が今月下旬に同所長を退任して審議委員に就任する予定で、森本氏の同意が得られれば、08年3月以来、約2年4カ月ぶりに審議委員の定数が埋まることになる。【山本明彦、近藤大輔】

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