フレンチガール3泊 | ホストファミリー体験日記

ホストファミリー体験日記

日本で海外からの留学生を受け入れるホストファミリーを始めて10年が経過。いつの間にかゲストは25人を超えました。日本は狭くて、やっぱり世界はどこまでも広い。文化の違いに戸惑い、思考錯誤しながらの留学生との生活はどうして??だらけ。そんな多文化な日常の記録です。

エドが出て行った後すぐにまたネットからフランス人の女の子を3泊タダで受け入れることにした。エドで懲りていたのは確かだったが、「彼は例外」だと再確認したかったのかも知れない。控えめそうな女の子を選んだのも、エドの経験が影響していると思う。

相手は大抵の場合携帯電話を持っていないので、連絡が取れなくて会えないことだってありうる。それを避けるためには時間や場所を綿密に設定しなければいけない。我が家の住所と、最寄りのバス停、時間、料金など詳しく書いてメールを送ったが、「バス停まで迎えに来て欲しい。」と。到着が夜の9時くらいだったので、「女の子ひとりでこんな時間に全く知らない家に行くなんて、不安はないのかなぁ。とにかく何とかなるだろうと思ってるんだろうな。」なんて、若い頃に自分がしてきたことは棚に上げて妙に感心してみたりする。

幸いバスはネットで追跡できるので、彼女が来る時間を見積もるのは簡単だった。バス停で待っていると、予定通り、バックパックを背負ったきゃしゃなブロンドの女の子が降りて来た。反応はとてもフツーで、割とあっさりなのに少し気が抜けたが、約束通りきちんと現れたことにホッとした。

エドの教訓をもとに、今回は事前にメールで「ご飯は全部自分で用意してね。」と釘を刺していたので、気持ちは軽かった。家に着くまでの5分間、とても強いフレンチアクセントを除けばどうやら問題なさそうだと、少し楽しい気分になった。



210712