「異文化に暮らす子どもたち」を読んで | ITエンジニア母と息子たちの日々

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小学校4年生と年長の男子2人を育てるフルタイムワーママです。ワーママ→タイ駐妻→再びワーママに。社会人13年目にして初めての転職。

こんにちはニコニコ

 

先日こちらの本を読みました。

 

「異文化に暮らすこどもたち」


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この本は

NYでこどものくに幼稚園をという日本人の

子ども向けの幼稚園を設立された筆者の方が

 

実体験、実際に見た

現地の子ども達の様子を踏まえて

 

異文化で育つことが

子どもの心に与える影響

 

幼少期に英語に触れることと

言語習得の関係などについて

 

書かれている本です。

 

また、現地で子育てをする母親の声

特に現地の環境に適応するのが難しかった

子ども達の実体験が豊富にあり

 

異文化の環境で適応していくことが

子どもにとってどれほどストレスの

大きいことなのか実感させられましたショボーン


 

特に印象に残っているのが

 

2つの言葉ので育っている子どもが

母国語だけで生活している子に比べて

言動が幼かったという体験

 

それから

 

幼少期から外国語の中で育つ子よりも

しっかりと母国語が確立したうえで

外国語学習をした方が最終的に

習得が早いという調査結果

 

でした。


 

もちろん発音や会話は小さい頃に

外国語環境にいた方が習得が早い。

 

でも母国語には

思考言語、学習言語としての役割がある。

 

つまり

 

物事を順序立てて考えたり

自分の言葉で説明したり

文章を読解する力。

 

母国語の獲得が十分でない時期に

外国語環境に入ってしまうと

 

それらの力を十分に習得することが

できないと書かれていました。

 

 


ここからは私の感想ですメモ

 

もともと私は超早期の英語教育には

あまり前向きではなく

 

母国語がある程度確立してからの方が

いいのかなという認識でした。漠然と汗

 

でもこの本を読んで

なぜ母国語の習得が重要なのか

ということが腹に落ちました。

 

バンコクで暮らす我が家の子供たち。

 

特に長男は幼稚園でも

英語の時間が多めなこともあり

 

日本で育つ子どもに比べて

日本語に接する時間はやはり少ない。

 

次男はまさに今

言葉を覚え始めようとしていて

 

本来なら、たくさんの日本語に

触れるべき時期。

 

自然に触れる日本語が少ない分

 

意識して日本語に触れる環境を

作ってあげる必要があると

改めて感じました。

 

 

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これは「もんじろう」という言葉遊び用のつみき

 

ちなみに、異文化で暮らすことは

決してマイナスなことばかりではなく

 

本の中でも

 

子どもの頃から異文化に触れることで

多様な文化を受け入れる素地ができる

 

と書かれてていました。

 

これってすごく大事なこと!

 

なので

今いる環境のプラス面もマイナス面も

きちんと理解したうえで

 

親として適切なフォローをしてあげられる

よう心がけたいなと思います。



お読みいただきありがとうございました流れ星