今晩は。最近ブログは休日でも夜に書いてしまっている自分がいるけど・・・朝に変えたい。


高橋俊介先生による「キャリア論」という本を読んだ。本は216ぺージあるが読みやすくすぐに読み終えることが出来た。


この本ではキャリア自律や自律的行動ということについて論じられている。

これからの時代は自分の頭で考え、行動する人材が必要となるからこそ、自律的に行動が出来る人材が必要になるという訳だ。よくわかる、異論なしと思って読んでいた。


だって指示的に言われてするような仕事は海外にもっていけばよくなっているし、国内でもアウトソース化してる。営業代行だってされてる時代。だから本当に欲しい人材、所謂コア人材については自律的な行動が出来る人材を採用したい、教育で強化したいという会社が増えているのは当然だ。

だから高橋先生の言うように経営の視点から見てこのような人材が望まれる。うん、わかってるよって思う。


でもふと思い出す。

そうだった、この本、実は出版は2003年。今から10年以上前の本だ。中古本で1円、送料合わせても300円未満で買った本だった"(-""-)"

自律的な人材が必要って・・・10年以上前から言われていたんですね。


キャリア論の本を読んでいて思うのは、実はここ10年、キャリア論における新たなインパクトある知見は少ないということ。

キャリア論を読むとキャリア・アンカー、プランドハップンスタンス理論、トランディション。大体この辺りがよく出て、あまりそこからの大きな発展が見られない気がする。ちょこちょこあるが・・・


しかし希望はある。

キャリア論は経営学、社会学、心理学をベースとした学問であるが、中でも心理学の発展が目覚ましく、この分野の知見を活かしたキャリア論がそろそろ出てきてよいと感じている。


心理学が発展してきている理由はポジティブ心理学という学問の研究が多くの世界中の研究者で結構なスピードで行われているから。このブログでも触れているがこれまでの心理学は病理的側面に焦点を当ててきたが、このポジティブ心理学はふつうの人がより幸せに生きることに光を当てた学問で、先述の通り最近は様々な研究が蓄積をされてきている。


このポジティブ心理を活かしたキャリア論はまだ発展途上、しかし神戸大学経営学研究科で日本におけるキャリア論の第一人者である金井先生が主催する”人勢塾”ではポジティブキャリア論と名打って取り上げている。


私もこのポジティブキャリア論に注目している。この分野、つまり従来のキャリア論にポジティブ心理学が結びつくことで人が生きる上での幸福に焦点を当てることが出来ると思う。


そもそも学問とは色々な学問との融合である。経営学はまさにそう。心理学や社会学、経済学、政治学を融合した学問である。


その点で言えば、キャリア論も同様、もっともっと他の学問との融合を期待している

※正確にはキャリア論は経営学の中にあります。