前回このテーマでは、中国の古くからの諺”美人薄命”には二つ意味があり、一つ目は”いくら美人でも年を重ねるとその容姿も必ず衰えが来るので、その美は永遠には続かない”との意味で、もう一つの意味は”美人は病弱だったり、美人が故の数奇な運命に翻弄され、短命であることが少なくない”で、前回は後者について言及しました。

 

と言うのも前者の年齢と共に”美”が衰えるのは当然で、それを少しでも食い止める、もしくは長く維持するのにアンチエイジング医療があり、僕は外科手技を駆使して日々それを実践していますが、後者は医療によっては如何ともしがたい運命的要素が大きく、より興味深かったからです(^0^;)

 

そこで前回、35歳でこの世を去った英国の故ダイアナ妃をその典型例として紹介しましたが、米国での例を挙げると1950~60年代に活躍し、36歳の若さで他界したマリリン・モンローも美人薄(短)命の典型例で、彼女の死因はいまだ謎に包まれているものの、セクシー系美人だった故に数奇な運命に弄ばれ、それが原因で短い人生となったことに間違いなさそうです(>_<)

 

さて今回、”美人薄(短)命”後者の意味を医学的に考察すると、特に日本人は”可憐”なものを美しいと察知するようで、例えば周りに何もない場所に咲いた一輪の花がとても綺麗だと目に留まるのは、この花が頼りなさそうな感じがし、守ってあげたくなるような気持ちを想起させるからです。

 

つまり、男性から見れると華奢でどことなく頼りなさそうな、つまりこの一輪花のような女性には目が留まりやすく関心を示すことが多いし、その逆もありきで女性からすれば子供っぽくて自分が見守っないと危なっかしいような、つまり母性本能をくすぐる男性が意外とモテる場合も少なくありません。

 

なので特に女性の場合、男性の保護本能を擽る”可憐”さを有するとよりモテるので、世の女性たちは若い方々を筆頭に必死のダイエットで華奢な体型を維持したり、子供のようにすべすべで白い肌を維持するのに躍起するのでしょう(^0^;)

 

さて男性も中高年層にもなれば基礎代謝が衰えるので、若い頃と同じ生活習慣だとお腹が出たり皮膚がくすみ、所謂”オジサン”的特徴を示し、その途端異性の対象外に追いやられがちとなる厳しい現実が待っているので、特にアンチエイジング推奨者の僕は出来るだけ”オジサン”的特徴の出現を遅延させようと、スポーツ主体の健康的生活を実践しています。

 

特に昨年夏以来、最も辛く苦手なランニングを取り入れ、しかも現役ランナーのパーソナル・コーチまでつけて取り組むとみるみると痩せ、若い頃の体型を取り戻したので”これは良い!”と喜んでいたのもつかの間、体重減少のみならず体力減少も伴いランニング・パフォーマンスは落ちるし、周囲からは”最近急に痩せたけれど大丈夫??”と病気まで心配される羽目となりました(゜◇゜)ガーン

 

勿論、体型はスッキリ改善したもののそれにも限度があり、あまり過度に追い込むと今度は体力・免疫力を失い、それこそ美人薄(短)命の男性版の如く痩せて可憐なスタイルを追い求め過ぎた結果、えって命取りになると本末転倒な結果を招きかねないことを身をもって体験しました。。

 

というか男性の場合、痩せてひ弱なイメージより筋骨隆々と体力的に優っているほうがむしろ魅力的なので、太らない程度のダイエットで充分だったと今更ですが後悔していて、最近食事量を増やし体重・体力の取り戻しを慌てて始めたところですが、この話はまた別のシリーズでお知らせしようと思います(^0^;)