前回ブログでは今年1月の十仁病院・梅澤院長の急逝について述べたので、今回はその続きとして院長の名言について触れたいと思います(^_^)

 

2,000年代初頭、僕が美容医療を目指してこの業界の老舗・十仁病院の門を叩いた時、真っ先に院長に言われたのが「君はこの医療が華やかで楽な仕事だと思っているかもしれないが、現実は決して楽ではないよ。それでもやる覚悟があれば、チャレンジしてみると良い。」の一言でした。

 

それから15年以上経過した今も、この一言は昨日の事の如く鮮明に覚えています。

 

自由診療下で行われる美容医療は競争が非常に激しく、僕のクリニックが所在する銀座などの人気商業スポットでは、現在明らかに供給過多に陥っています。

 

すでに10年以上この地で診療を継続した結果、僕のクリニックはそれなりの認知度を得て、今後もなんとかやってゆけるレベルに達したとようやく感じています。

 

もし今この供給過多の状態で新規開業するとしたら、勝ち目なしと判断して多分やらないだろうし、もしやったとしても相当な苦戦を強いられたでしょう(>_<)

 

すなわち院長が僕に真っ先に語った、美容医療従事がそんなに甘くはないという一言は、今さらながら真実だったと実感しているのです。

 

次の名言は「とにかく患者さんには優しく接しなさい。そして治療は無痛かつ良い結果を続ければ、患者さんは自然に増えてゆく」でした。

 

これは自分が患者さん側だと想像すれば明らかで、例えば僕がある歯医者さんに行き、そこでの治療に辛い痛みを伴えば、二度とその歯医者さんには行かないでしょう(^_^;

 

逆にもし痛みなしに治療が済めば、歯で困ったことがあれば、その歯医者さんを真っ先に訪れようとするでしょう(^o^)

 

僕は開業以来、無痛治療、静脈麻酔を併用した無不安治療を最優先の一つにして功を奏していますが、これも梅澤院長から頂いたお言葉の影響を強く受けたからです(^o^)

 

さらに院長は「人間は働いて稼ぐか、働かないでお金を使うか、二つに一つしかないんだから、働いて稼ぐ側に廻るべき」とか、「美容外科医は一般人が休んでいる時(休日)に働くのが宿命」や、「医者は一生勉強しないとダメ」などなど、僕が日頃実践している診療はこういった名言に基づいているのです。

 

梅澤家は何世代も続く医者家系なので、こういった名言はきっとこの家系で代々語り継がれてきた”医業の神髄”みたいなものに由来するのでしょう。

 

梅澤院長の弟子として、今後は僕がこの”医療の神髄”を実践しつつ、将来的には若い医師達にそれを継承するのが僕の使命では、、と院長の逝去後に実感しているこの頃です。

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