古き良き時代のニューヨーク

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この連休期間、僕は通常通り診療を続けていましたが、中日となった昨日の日曜日都内はがらんと空いていたので、僕はここぞとばかりにランニングに出かけました(^o^)

 

すると予想以上に気温が高かったことや、すこし無理して予定より長距離を走ったせいか、夕方のランニング終了時にはすっかり疲労困憊しました(>_<)

 

疲労回復には休息が何より肝心ですが、さすがに夕方から一晩中就寝する訳にもゆかず、だからといって他に何かをする意欲も湧かかなかったので、こんな時はビデオ鑑賞に限ると思い子供の頃チラッとだけ観て気になっていた1973年製作、アル・パチーノ主演の”セルピコ”という映画を観ました。

 

子供にはその内容が難しかったのか当時観た時はあまり理解出来ませんでしたが、現在改めて鑑賞するとその内容は明快で、当時ニューヨークに実在した”フランク・セルピコ”という刑事が単身、身の危険を顧みず、麻薬や賭博を牛耳るマフィアたちから賄賂を受け取る代わりにその犯罪を見逃すなど、腐敗が横行していた当時のNYPD(ニューヨーク警察)を暴き告発してゆくという正義感溢れるものでした(^-^)

 

この映画では現在78歳となった往年の名俳優”アル・パチーノ”も当時は30代前半と若々しく、当時まだ駆け出しだった彼が何故のちのち大成功を収める名優となったのかが十分に理解出来るものでした。

 

その証拠にすでにこの映画でも”アル・パチーノ”はアカデミー主演男優賞にノミネートされました(・o・)

 

この映画では当時(西暦1973年、昭和48年)のニューヨークが舞台ですが、その頃のニューヨークの街並みは現在のような高層ビルが所狭しと立ち並んでいるわけでもなく、2001年の911テロでこの世から消滅したワールド・トレードセンターがようやく完成した年でもあったようです。

 

当時のニューヨークの街行く人々のファッションはカラフルかつ独創的で現代人よりむしろお洒落だし、家のインテリア・家具も今では”アンティーク”としてきっともてはやされるような魅力溢れるモノばかりでした!

 

この映画のワンシーンでは”アル・パチーノ”が通り道で子犬を買う際、ポケットからくしゃくしゃの5ドル札をおもむろに出しますが、僕にはこのシーンがとても印象的に残りました。

 

というのも現在のようなカード中心のキャッシュレス社会でお金が本当に存在するの分からない、もしくはお金が銀行通帳に印字される数字だけでその価値が実感出来ない時代より、この映画のようにキャッシュが出回ってて目に見える、お金がポンとポケットから出てそれが世間でどんどん循環していた時代のほうが今よりずっと健全な気がしたからです。

 

現在は給与支払いも確実性・安全性を考慮して銀行振り込みが一般的ですが、今でも毎月の給与を現金支給にこだわる会社もあるようで、そのほうがお金の価値・ありがたみが分かり仕事へのモチベーションが上がるというのですが、僕も後者のほうが良いのではと常々考えています。

 

本来”金は天下の回り物”という諺にあるように、この映画の”アル・パチーノ”のようにお財布にも入れない、つまりお金にそれほど価値を与えずにポケットからさっと出てくるほうが社会はずっと健全になる気がします(^_^;)

 

話は映画から随分逸れましたが、ファッション・お金に対する価値観・人々の暮らし方を観ると、当時のニューヨークは現在のニューヨーク(僕が暮らしていた1995~1997年)頃よりむしろ魅力的に思えました(^_^;

 

我々特に東京など大都会に住む人々は、いつもお金、そして斬新なものこそ価値があると思いがちですが、こういった当時の名画を観ると、”アンティーク”のほうが新しいものよりも価値・魅力がある場合も少なくないし、あまりにもお金を優先にする生き方(拝金主義)は殺伐としていて寂しいのでは?と改めて考えさせられました。。