20世紀(1990年代)末、米国留学から帰国し整形外科臨床研修医となった僕はまだ30歳を迎えたばかりの若者で、医学部同級生たちから4年の遅れを取り戻そうと必死に研修を行っている真っ最中でした。

 

当時の僕は仕事後時には夜通しで宴会に参加したり、一切栄養を考えず好きな食べ物だけ手当たり次第口に入れたりと、まるで永遠にこの若さと元気が継続すると勘違いしたような不摂生な生活をしていました。

 

ところが、日々の睡眠もままならないハードな外科・救急研修が数年継続後突如腰痛が出現し、それまで病気知らずだった僕は、その時初めて自分にもやがて病や老化が訪れる現実を自覚したはずです(O_O)

 

外科研修を終了した僕は、その後のキャリアとして形成・美容外科を目指して上京し、当時この医療の老舗・十仁病院の門を2000年初頭に叩きましたが、当時この病院では形成・美容外科手術のみならず、サプリメント処方やホルモン補充量といった内科的アンチエイジング(抗老化)治療も行われていました。

 

当時アンチエイジング治療の知識も関心も全く無かった僕ですが、急にこの医療への関心が沸き起こり、近い将来外科的アンチエイジング治療(しわ、たるみなどの老化解消・予防)もそのニーズが高まり、脚光を浴びるだろうと”ピン”と来たのです(^_^)

 

そして2005年、僕は外科的アンチエイジング治療を全面に打ち出しながら銀座の片隅で小さな個人クリニックを開設しましたが、僕の予想は的中し、直ぐにこの医療を望む多くのお客様たちにお越し頂くようになり現在まで至っています。

 

その結果、僕のクリニックには実績・歴史が確立されたので、早速2005年、2022年にクリニック受診したお客様をランダムに50人ほど抜粋し平均年齢を調べてみると、それぞれ41歳、50歳とこの17年間になんと9歳も上昇してたのが判明しました(O_O)

 

つまりクリニック開業以来この17年間、日本の少子高齢化社会の追い風を受けアンチエイジング外科への需要が高まり、中高年世代に特化した形成・美容外科クリニックへと成熟し、今や70~80歳代の後期高齢者世代のお客様たちも何ら抵抗なくやって来るようなり、本当のアンチエイジング時代がやってきたと実感しています。

 

勿論、後期高齢者患者さんの治療は3ヶ月以内に行った健康診断結果をしっかり確認し、さらに麻酔量を減らすなど安全最優先にて治療を行いますが、彼女・彼らは長年老化によるコンプレックスに悩まされていただけにそれが解消されると喜びもひとしおなようで、今後この世代のお客様がさらに増加すると僕は予想しています。

 

そもそも医学が高度に発達した現在、暦(実)年齢よりも生物学的(健康)年齢のほうがはるかに重要で、僕のクリニックにいらっしゃる70代以降の方々の中には、いまだ働き盛り年齢層となんら変わらず精力的に現役バリバリで働いてる方も少なくありません。

 

高齢層の方々の社会参加に必要なのは、体力・健康、そしてつい最近まで見過ごされてきた外見的(老化)コンプレックスの解消であり、それでこそ若者たちに引け目を感じず”ストレスフリー”で生き生きとしていられるはずです。

 

そこにアンチエイジング医療の存在意義があり、特に外見的コンプレックス解消は僕が専門とする外科治療の価値も年々増加していますが、その詳細や今後(見通し)等について別の機会に説明したいと思います(^_^)