本日のブログは”アイアムアキラー”と随分おどろおどろしい題名ですが😲、これは僕が最近ハマっている”ネットフィリックス”・ドキュメンタリー番組抜粋した題名で、これを見たら人殺し番組だからと敬遠する人も少なくないはずです。。

 

実際僕もこの題名を見た途端”スルー”しようと思ったのですが、少しだけ観ているうちにどんどんこの番組に引き込まれ、1エピソード50分程度の番組を今や視聴するのが日課になるほど気に入ってます(^_^)

 

なので、皆さんにも是非一度この番組を観て頂きたいと思い簡単に紹介しますが、米国では一度廃止されていた死刑制度が1976年以降テキサス州など南部州を中心に再開し、それから現在までなんと8,000人もが死刑宣告さています😲

 

この番組では極悪非道な極刑殺人(Capital Murder)を犯し、死刑宣告された犯人たち背景や刑務所での生活、そして彼女・彼らの生インタビュー、そして被害者家族の事件後の変容や被告への思い等が織り込まれており、“事実は小説よりも奇なり“との諺があるように日常生活では知り得ない興味深い内容が満載なのです。

 

この番組を視聴する以前、僕の死刑囚(殺人者)への印象は“論外。。“と言うか、”決して関わらないし、関わりたくない世界。。”と決めつけ目を閉ざしていましたが、この番組で特に死刑囚のインタビューを聴くと、実は死刑囚と我々一般人はほんの紙一重の違いに過ぎず、決して彼女・彼らの全てが”極悪非道なモンスター”なんかではないと気付いたのです。。

 

僕が最近視聴した中からとても感銘を受けた1エピソードをここで簡単に紹介しますが、主人公で20歳そこそこの黒人の若者は薬物中毒者の親の元、貧困・劣悪な環境で育ちいつの間にかギャング・メンバー(犯罪集団)に入り、その頃から窃盗・暴力犯罪に手を染めます。。

 

あるとき彼は、窃盗(追い剥ぎ)をするのに仲間のギャングたちを乗せて車の運転をし、テキサス州のとある街の夜徘徊しながら窃盗を繰り返した後、地元へ戻る途中の住宅街ですれ違った白人女性が彼らに合図したので車を止めました。

 

黒人ギャングたちはこの女性を襲うつもりはなく、しばらく話し込んでいるうちに彼女の友人(白人男性)が現れ、彼は彼女と話しをしている黒人たちに嫉妬したのか次第に言い争いに発展したため、この番組の主人公である黒人ドライバーは仲間たちを車に乗せその場を離れようとしました。

 

するとその白人男性が、車で立ち去る黒人たちに中指を立て(米国では最大級の屈辱・蔑み)罵倒し、それを見逃さなかったドライバーは助手席仲間に「あいつに中指立てられて、このまま立ち去れんのかよ?!」と呟くと、短気な助手席仲間はピストルを腰に差しながら車を降り、彼の元へ挑んだのです。。

 

そのあと黒人ギャングはその白人をピストル射殺してしまい、結局銃を撃った本人と彼を指南したとされる本エピソード主人公(運転手)の2人が極刑殺人罪として起訴され、主犯者は当然としても、直接この殺人に関与していない運転手までもが死刑判決を下されたことにに僕は大変驚きました(O_O)(O_O)

 

話が長くなったので今回はこの辺で止めますが、次回は死刑囚となった彼らのその後や、日本・米国の死刑制度について、もう少し僕の解説を続けたいと思います。