前回ブログでは、僕が美容外科の門を叩いた20年前から現在までの変遷を述べながら、この医療の短所・長所に触れたり、その中でも特に最近の傾向とこの医療の将来性を述べ、結論的に僕はこの美容外科医療を”ライフワーク”にして正解だったと述べました。
さらに現状のように、前代未聞の危機的状況の中でも、予想に反して他医療と変わらないどころか、むしろそれ以上の美容外科ニーズの高さが示され、パンデミックが明けた暁には更なる強い需要が期待されるだろうとの述べました。(^_^)
では何故美容外科は、病による耐えがたい痛みの緩和や外傷(骨折等)による機能・改善、さらに救命など命に直結せず、もしくは緊急性を要しないにも関わらずこれほど高いニーズがあるのか、皆さんにとっても興味深い事実でしょうし、僕自身もその理由を常日頃考えていました(^_^;
そして今から2ヶ月弱前、僕は不本意にもアキレス腱損傷を被り、自らが整形外科医療を求める患者となった経験から、外科医療の計り知れない価値を再確認出来たし、それは美容外科にも通じることを悟ったところで前回は終えたので今回はその続きを述べようと思います。
というのも今回の怪我後、僕はすかさずクリニック・スタッフに頼んで、処置出来そうな整形外科病院に片っ端から連絡しましたが、こういった御時世下だったせいもあり、救急外傷を扱う施設は皆コロナ関連患者さんたちの軋轢から逼迫し、何処の施設からも片っ端に拒絶され呆然としたのです。
何故ならアキレス腱損傷は僕のような多忙生活を強いられる場合、受傷から一刻も早く処置(手術)をしないとその分回復が遅れるので、出来れば受傷当日、遅くても翌日に手術を受けたかったからです(゜◇゜)ガーン
ところが、どの施設からも受傷日から1週間以上先でも手術メドがつかないと言われ、僕はパニックを起こしそうになりましたが、それでも不幸中の幸いで、知人医師のコネを使ってなんとか翌日に手術に漕ぎ着けましたが、もしこの迅速な対応が無ければ受傷2か月弱経過した現在も、きっとギプスや松葉杖無しでは歩けなかったはずです(O_O)j
勿論、アキレス腱損傷はギプス固定だけで治癒する症例もありますが、その経過は手術より1.5倍以上長期間ギプス固定を強いらるので、暇な人であればそれも可能でしょうが、仕事をしている僕などは手術無しでは仕事上、ピンチに陥っていたはずです(>_<)
さて、手術と聞くと”ハイリスク・ハイリターン”印象を受け、手術となると誰にでも不安・恐れを伴うでしょうが、そのリスクを出来る限り減らすとハイリターンのみ得られる為それは魔法のようで、僕の場合もアキレス腱手術が滞りなく行われたので、近い将来、また元通りに歩けたりスポーツも出来るようになるはずです\(^o^)/
さて今回の本題、美容外科の人気理由ですが、僕のクリニックで症例の多い目元たるみ治療を例に挙げると、どんなにお化粧・マッサージ・サプリを用いても、目元たるみ改善効果はあまり期待出来ませんが、手術治療を行うと一気に若い頃の目元に戻ったり治療前より明らかに開眼し、今までとは見違えるほどの美しさや若さが得られることも少なくありません。
もし、そういた外見上の悩みがその人にとって不快極まりないものだとすれば、手術はその呪縛のような悩みを解放し、それはこの度切れたアキレス腱が手術で再縫合された際に僕が感じたのと同様に、不安から一転して安心と将来への希望が得られるはずです(^_^)
そして人は何歳になっても希望を持ち続ける生き物であり、肉体・精神面共に常に向上しよう、より良くなろうという本能が備わっているようで、上述のように手術という肉体への直接的介入操作にて、自らは如何ともしようのなかった悩みが根本的に解決出来るのが美容外科人気の所以といって間違いありません。
なのでこの医療は人類が未来に向かって歩みを続ける限り、決して廃れることのない極めて価値高いものであることを、僕を含めこの医療の担い手たちはしっかりと胸に刻むべきだし、より高見を目指して美容外科治療を習得・実践していく必要があるのです。