以前からこのブログで、僕は体質的に夜行性なのでそれに合わせた生活リズムだと体調が良いと述べましたが、すっかり夜更けに習慣化してしたのがケーブルテレビで深夜0時から放映するナショジオ”航空機事故の真相”番組で、他テレビ番組は一切観ませんがこれだけは視聴することが多いのです(^_^;
前回本ブログでご紹介した僕の大好きな航空機だったコンコルドの事故も、この番組で視聴しましたが、航空機事故・原因を科学的に検証するのは理系思考も大好きな僕にとって大変興味深く、この番組視聴中はいつも目が爛々と燃えています(O_O)
多分この番組は人気が高いので、このブログ読者にも既に視聴された方がいらっしゃるでしょうが、せっかくの機会なのでこの番組を観た僕なりの分析をさせてもらうと、どうやら航空機事故には三つの要因があることは以前の航空機関連ブログで既に述べました(^_^;
それをもう一度おさらいすると、①飛行機の整備不良、②飛行操縦士(パイロット)の操縦ミス、そして③気象条件(悪天候)で、最近こそ航空機事故は希ですが1960~2000年までの航空機黎明期(始まりの時期)には世界中で様々な事故が発生していました(O_O)
さて、今回お話させて頂く墜落事故は航空機・整備不良で発生しましたが、自動車に車検があるように、航空機もある一定の飛行時間に達すると”オーバーホール(機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業)”を行います。
今回の事故は、航空機の主翼・尾翼後方に付いてる”フラップ(下げ翼)”と呼ばれる油圧作動する翼の不具合で生じましたが、ここで簡単にパイロット(操縦士)操作を説明すると、パイロットは飛行機最前方の”コックピット(操縦室)”から、このフラップを作動させて機体を離着陸させたり進路変更します。
この油圧で作動する主・尾翼に装備された”フラップ(下げ翼)”は、精密器機なので”オーバーホール”の際、全て分解して綿密にメインテナンスしますが、米国で起きた離陸時・墜落事故はこの”フラップ”の精密分解操作を新米整備士が不適切に行ったために発生したのです(゜◇゜)ガーン
具体的に説明すると、新米整備士は”フラップ”を分解・清掃した後、もう一度組み立て直す際、たった一つの小さなビスを戻し忘れたため”フラップ(下げ翼)”に弛みが生じ始め、あるときそれが破綻・故障し航空機が制御不能となり墜落した結果、搭乗者全員(数百名)が死亡する悲惨な事故を招きました(O_O)(O_O)
このように、たった一本の小さな(数センチ)ビスの戻し忘れが何百人もの命を奪う大事故原因となったのは戦慄的ですが、その原因を突き止めるべく、事故調査委員たちが事故で粉々となった航空機の破片を片っ端から集め、それらを徹底的に検証して確かな事故原因を突き止める過程は非常に優秀で圧巻されます。。
この事故を契機に、新米整備士1人に整備を任せるのは絶対禁止となり、必ずベテラン整備士が監督しながら行うよう制度改正された結果、今回のような整備不良が原因の航空機事故は激減したのです。
今回は整備不良が原因の航空機大惨事・一例を述べましたが、同様に操縦ミス・悪天候などのそれ以外の航空機事故原因を徹底的に追求た結果、現在航空機はとても安全な乗り物になりました(^_^)
今後、そういったパイロット操縦ミス・悪天候による墜落事故原因についても本ブログで紹介したいと思いますが、航空機もあくまで大型機械に過ぎず、たった一本のビスを欠いただけで大事故に繋がると思うと、今後僕は航空機・搭乗する際、新たな緊張感・不安をやや感じることになりそうです(^_^;