皆さんは1976年に就航し、2003年末頃までの約27年間、ロンドンーニューヨーク、パリーニューヨーク間をマッハ2.0(2180km/h)で飛行していた下写真の”コンコルド”・超音速旅客機をご存知でしょうか??
”コンコルド”という名前はフランス語で調和を表し、三角形をした主翼下にターボジェット・エンジン4基装備しその航続距離は7,250kmだったので、当時はロンドンーニューヨーク間5,540kmを余裕で飛行するハイテク機でした。
例えば普通の航空機だと8時間半かかるパリ-ニューヨーク間が、コンコルドはなんと約半分(3時間半)で飛べたので、この旅客機は当時、夢のような航空機ともてはやされ、僕を含めて多くの人たちが一生に1度は搭乗してみたい!と思っていたはずです(^-^)
僕が何故突然”コンコルド”の話をし始めたかというと、僕が英語リスニングに就寝前に視聴する”ナショジオ”と呼ばれる米国制作の大人気ドキュメンタリー番組で、”コンコルド”旅客機事故原因を究明する番組が放映されており、思わず目が釘付けになったからです(O_O)
この事故をご存知の方、もしくはすでにこの番組を視聴した方も少なくない思われますが、上記の如く”コンコルド”は世界中の人々の憧れだったにも関わらず、”コンコルド”はこの事故も含めて、悲運の運命を持つ旅客機だったことを知り、改めて本ブログで紹介したいと思いました。。
”コンコルド”は英国・フランスで共同開発の航空機で、就航したのブリティッシュ・エアウェイズとエアーフランスの2社のみでしたが、なにしろ通常旅客機の2倍の超音速で飛ぶためその騒音が激しく、その騒音が地上に伝わらないよう2万メートル上空を飛ぶなど、とにかく個性が強い航空機でした(O_O)
一方機体は、超音速で飛ぶのでエアロダイナミクス(空間力学)上、細身・コンパクトでその形状が鳥のように特徴的だったのも人気の秘訣だったらしく、僕もその昔ニューヨーク留学していた頃、ニューヨーク郊外・JFK空港に立ち寄った際、”コンコルド”が駐機してあるたびに”あ、”コンコルド”だ!!”と心の中で歓喜の声を上げたものです\(^o^)/
”コンコルド”は最大定員128人で、一列4シートの小~中型旅客機で、超音速対応用の窓は分厚い上にその大きさも葉書程度と極めて小さく、超音速飛行の際、空気摩擦で窓を手で触ると熱く感じるなど、飛行中もワクワクすることが沢山あったようです(^_^)
さてこのハイテク・”コンコルド”旅客機は格好良く理想的・進歩的と思われましたが、実はこの航空機にには理想と現実のギャップが存在し、例えば燃費が非常に悪く、定員数の少なさもあって収益性も悪く経営的にはあまり良くなかったのです(>_<)
因みに当時、ロンドン-ニューヨーク間往復の正規運賃は184万円と破格に高かったのですが、それくらいの運賃をとってもあまり収益が上がらなかったようですから、いかにコスト高の旅客機だったことが分かります。。
そんな”コンコルド”旅客機は2000年7月25日、パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港を離陸後墜落事故を起こしましたが、僕が目をこらして観たナショジオ情報からその詳細について次回お知らせしたいと思います。。
