風邪ウイルスの一種であるはずの新型コロナ・ウイルスは、風邪・感冒の常識をはるかに越えていますが、その最大理由は一般風邪ウイルスは乾燥と低温でより活性化するので秋冬に猛威を振るいますが、湿度・気温上昇する春夏には消退するはずなのに、新型コロナ・ウイルスは湿度・温度上昇に関係なく感染力を維持しているからです(O_O)
ご存知の通り、コロナウイルス変異型が新型コロナ・ウイルスで、2002年11月に中国南東部でアウトブレイクした所謂”SARS(重症呼吸器症候群)”も新型コロナ・ウイルスの初期バージョンでしたが、このウイルスはまだ風邪ウイルスの特徴を残しており、2003年7月、つまり夏までに収束し一件落着しました。。
ところが”SARS-2”と呼ばれる今回の新型コロナ・ウイルスは上記の如く風邪ウイルスの常識をぶち破り、昨年11月に始まった第三波はその時敷かれた2回目の緊急事態宣言の成果もあって今年2月に収束したと思ったのですが、宣言解除された3月末からまた感染者が増え始めたのです。。
そして第四波がやって来た現在、東京大阪など都心部の人々は3回目の緊急事態宣言下に置かれ、またまた自由を制限された生活を強いられていますが、第四波の原因はこのウイルスが変異し感染力・病原力双方を増強させたことで、今後この感染症は夏に向けて収まるどころか更なる猛威を振るう恐れもあります。
このようにパンデミックも長期戦になればなるほど人々は疲弊し、所謂”藁にもすがる思い”に駆られますが、そのタイミングで始まったのがワクチン接種で、今やこのワクチンに懐疑的な人は殆どおらず、誰しもが喉から手が出るくらいの勢いでワクチン接種を今か今かと待っているようです。。
ただ以前から何度も述べていますが、このワクチン接種によりまるで”遺伝子組み換え食品”のように、我々の体内遺伝子にウイルス遺伝子の一部が人工的に挿入されること、さらにこの遺伝子組み換えワクチンが動物実験による安全性確認もなく、本パンデミック勃発から1年弱の短期間で実用化されたことに一抹の不安を感じずにいられません。。
とは言え、現時点でこのウイルス感染予防に唯一無二な有効手段はワクチン接種しかないし、既に米国ではこの新タイプ・ワクチンを全国民の40%で接種完了し、その恩恵により米国では本感染症が激減し、すでにフロリダ州・マイアミではマスク無しの日常生活が始まったとのことで、この事実はワクチン効果が極めて有効だという紛れもない証拠です。
ただこのワクチン持続時間がどの程度なのかや、現在インドなどで猛威を振るっている変異型ウイルスにも有効なのか全く分かっていないことや、もっと言うと、本ワクチン接種後に危惧されるのが別パンデミックが勃発した際、本ワクチン接種者に別ウイルスへの免疫過剰反応が起こるリスクです。。
勿論、本ワクチン接種後にそのような免疫過剰反応が発生するというのは単なる危惧に過ぎませんが、現在我々を悩ませる新型コロナ・ウイルスがたとえ近い将来収束しても、また別種ウイルスによる新パンデミックが起こらないとは限らず、そういう事態を想定すればワクチン接種のみに依存すべきでなくもっと根本的な解決策、すなわち自己免疫力強化に取り組むべきかと思われますが、それについてはまた次回報告したいと思います。