このシリーズも随分長くなりましたが、それもそのはず新型コロナウイルスによるパンデミックは世界全体に計りしれない悪影響を及ぼし、多分1945年に終わった第二次世界大戦以降世界最大のピンチなので、一介の医師である僕にも思うところが沢山あるからです(>_<)

 

前回は新型コロナウイルスは依然世界で猛威を振るい続けている、もしくはさらに拡大傾向にあるものの、その状況には地域差があり、不幸中の幸いに我が国はさほど悪影響を受けていないこと、そして特に日本の若者たちは、すっかりコロナ禍以前のマインドにす戻っていることを述べました。

 

そして今回ですが、何故そういった感染状況の地域差が起こるのかについて僕の見解を述べようと思いますが、その前に一つ触れたいことがありまして、それは医学知識を持たない多くの人々、特に飲食店を経営される個人事業主さんなどは、コロナ禍が今度どうなるのか分からず、戦々恐々としていることです(・o・)

 

とうのも先日若者と久しぶりに銀座での食事後、この若者は次に行きたそうな顔をしていたので、僕は昔ちょくちょく通ったクリニック近くの小さなバーに彼を連れて行ったのです。

 

そこには以前からのマスターがおり僕を見た途端「先生、久しぶりですね~~!!」と驚き、僕は「すっかりご無沙汰しております。最近はあまりお酒を飲まなくなったので。。」と返した後、話は直ぐに新型コロナウイルスの話題で盛り上がりました。

 

マスター曰く「2010年にこのお店を始めて、翌年起こった”東日本大震災”後の数ヶ月間、まったくお客さんが来なくなり、折角オープンしたばかりのこのお店を閉じることを考えました。。あれから10年、これまで何とかやって来ましたが、今回のコロナ禍はあの時の”東日本大震災”よりダメージが大きく、この業界は年末が稼ぎ時なのにこの調子だと本当にお店が持つのか分かりません」と。。

 

そこで僕はマスターに「この冬所謂、新型コロナウイルス第3波はやって来ますが、第1,2波に比べたら小規模で、第3波を乗り越えたらそれで日本のコロナ禍は一気に収束に向かいますよ」と伝えると、マスターは目を見開きながら「本当ですか?!」と尋ねるので、僕は以下の見解を説明しました。

 

これは僕が医療専門家としてこの問題を充分に検証して得られた結果ですが、そもそも従来型コロナ・ウイルスは中国南東部(武漢)や本州や関西・九州では常在しているウイルスで、我々日本人の殆どが従来型コロナ・ウイルスへの免疫力を既に有しているのです。

 

なので今回従来型コロナウイルスから若干変異した新型コロナウイルスが出現しても、すでにコロナウイルス大元に免疫力を有している中国・日本人(東洋人)たちはさほど悪影響を受けず、その結果感染者数のみならず、重篤患者・死者数も世界と比較して極めて少ないのです。

 

その証拠に日本の中でも西洋に近い北方系、つまり北海道は本州と比べて従来型コロナウイルスが少なくこのウイルスへの免疫力も弱いのか、人口密度が最も低い北海道のはずなのに、この地域だけいまだに新型コロナウイルスが増え続けています(・O・;

そしてヨーロッパ・北米ではコロナウイルスが常在していないのか、新型コロナ・ウイルスが勃発した際、このウイルスに殆ど免疫力を有していない西洋人たちには、このウイルスが一気に体中に広がる恐れが高く、現在のように人口当たり日本の数千倍の感染者数となり、しかも重篤患者・死者数も日本のそれに比較にならないほど多いのです。

 

僕はこの話をマスターに分かりやすく説明した後「なので日本は大丈夫ですよ。来年にはすっかり落ち着き・客足が戻るはずで、その証拠に僕のクリニックは年末が近づきつつある今、すっかり通年通りの客足が戻って来てますから」と伝えました。

 

するとマスター、にっこり笑いながら「世間では恐ろしい情報ばかり流れているので日本、そし商売もどうなるのか不安でしたが、医療プロの先生の話を聞いて安心しました!」と答えました。

 

では何故マスコミは依然、新型コロナウイルス報道をこれでもかとばかりに継続しているかについて、次回はその理由を検証したいと思います(^_^;