今年の長かった梅雨が7月末に終わった途端、今度は突然毎日32℃以上の猛暑に襲われていますが、すっかりマスク着用が習慣化したので、酷暑とマスクのダブル負荷は皆にとって大変辛い夏になっているようです。。(O_O)


(ところであまり大きな声で言えませんが、長期間のマスク装用は自分の吐く息だけを幾度となく吸い込むのでかえって免疫力が低下し、感染しやすくなる(易感染性)ことが医学的に証明されています。。)


通常ですとこの時期、花火大会・夏祭り等で夜も街は賑わいますが、今年はコロナ禍の影響ですっかり静夏となり、北海道の田舎で生まれ育った僕には何もイベントがない静夏が懐かしく、逆に快適です。


ただ、どんなに長く関東で暮らしても決して馴れないのがこの暑さ、、特に都心部は”ヒートアイランド”(都心部は水・緑がなく夜間も高温となる)現象が起こるので、夜間も冷房が無いと眠れず、関東都心部が極めて特殊な場所だと実感します。。


僕が高校生の頃の暑いこの期間、関東進学校からある優等生が避暑を兼ねて札幌にやって来て、僕の高校で東大医学部合格を目指して勉強していましたが、当時の札幌は真夏でも夜になると”スッ”と温度が下がったので、北海道は確かに避暑に適した場所でした。


ところがここ最近、札幌でも”ヒートアイランド現象”が発生するようで、冷房のない札幌の実家は都内で冷房が良く効く僕のアパートより遥かに暑く、夏には札幌に戻りたくないという逆転現象が起きています(^_^;


さて、関東出身の人たちに「暑さと寒さどちらが苦手??」と尋ねると、殆どの人は「寒さ!」と迷わず言いますが、僕は逆に”暑さ”が苦手で、それは僕が寒冷地・北海道出身だからでしょうが、では”寒暖はどちらが体に優しいか?”の判断は、沖縄のように暖かい地域で暮らす人々の平均寿命が寒い場所で暮らす人々のそれより明らかに長いので、暖かいほうに分がありそうです。


なので長生きには暖かい地域で暮らすべきでしょうが、それを分かっていても僕は寒帯暮らしを選択するのは、そのほうが何故か気分・体調ともに良いからで、例えば熱帯・常夏のインドネシアに”弾丸旅行”に出かけた際も、日中外で高気温に晒された後はしっかり冷房の効いた部屋(20℃前後)で体を冷やして気分が落ち着き体調改善するので、温度の好みは明らかに生まれつきの体質によるものでしょう。。


さて、この話の締めくくりに僕の米国留学時代のエピソードを紹介しますが、当時”ニューヨーク”に住んでいた僕は、夏の暑い時期ボストン北東部にある避暑地”ケープコッド岬”へ海水浴に出かけたことがあります(^0^)


”ケープコッド岬”は下写真の如く南北で海に面していて、南側の海は多くの海水浴客で賑わっていて僕もそこで泳ぎましたが、その海水温はいつまで海に漬かっていても心地よい温度だったことを憶えていますが、折角なので北側の海でも泳ごうとそこへ向かうと、そこは誰も泳いでおらず閑散としていたので”おやっ??”と思いました。。


まだ若かった僕は、南側の海よりも明らかに透き通って綺麗な北側の海に感動しながら、何も考えず飛び込んだのですが、その海水温はサウナ後に入る冷水のようにに冷え切っており、飛び込んだ途端、まるで”かき氷”を食べた直後のように頭が”キーン”と痛み身の危険を感じたので、僕は直ぐに岸へ戻りましたが、それでもその寒水に飛び込んだ爽快感は今でも忘れられません\(^o^)/


その時同時に憶えているのが、水中眼鏡から観た寒水中を太陽光に反射してキラキラと光りながら泳いでいた青魚の群で、ご存じの通り、寒水で暮らす青魚はその冷温で身が引き締まり脂を付けているので温水魚より美味しいとされるように、”寒さ”にもそれなりの御利益があるはずなので、僕は暑い夏のこの時期、敢えて体を冷やしながら暮らそうと思っています(^_^;