先日の日曜日、僕は伊勢原にある射撃場まで友人の趣味の射撃に付き合い出かけましたが、ご存じの通り日本では銃所持は法律で固く禁止されており、狩猟目的の銃所持は警察での申請・試験・認可を受けると可能となるようです。


勿論、過去に犯罪歴・薬物使用歴などや精神疾患等がある方は、銃を犯罪に使用する恐れがあるとされ銃所持許可は降りませんが、逆に品行方正な方だと銃所持許可は得られるので、僕は自分がまっとうな人間だと証明するのに銃所持許可を取得したいと思いました(^_^;


しかし銃所持許可証は所謂、”免許証”ではなく、あくまで銃取得のための許可証なので、運転免許証のように許可証のみを得ることは出来ず、銃を入手しなければすぐにその許可証は失効するとのことでした


僕が北海道の地域医療に従事していた頃、当時働いていた病院が”警察医”を兼ねていたので、僕はしょっっちゅう、銃所持許可証の健康診断を行いましたが、その際の検査項目は身体検査と、現在メンタル疾患有無の確認だけでした。。


なので僕は検査にいらした猟銃所持者の手足を診察し、メンタル的に良好かだけを尋ねた後すぐに合格させましたが、今思うとメンタル疾患有無の確認はもう少ししっかりとすべきだったと思い、と言うのも過去に猟銃・ライフル銃による殺人なども実際に起きているし、今回知人のライフル射撃を見学しながら、改めてそのパワー・殺傷力の強さを思い知らされたからです(・O・;


ご存じの通り、米国の殆どの州で銃所持許は認められていて、僕は留学生時代に銃にまつわるエピソードがいくつかあるので、せっかくの機会なのでその話を紹介したいと思います(^-^)


一つ目は僕が学生時代に北米に短期留学をした際、カナダ・バンクーバーの山中にある知人別荘を訪れましたが、玄関を入るとそこに立派な猟銃が飾ってあり、子供の頃から銃に興味があった僕は、「へ~、凄い!」と言いながら、思わずその銃を棚から外して自分で抱えてみたのです。


するとそれに気付いたカナダの友人は慌てて僕に「ダメ、ダメ、危ない!」と言いながら、慌てて僕からその銃を取りげながら、続けて「これは装飾品じゃあなくて、実弾入り護身用銃なので、もし間違って引き金を引いたらとんでもないことになります!」と(゜◇゜)ガーン


次のエピソードは僕がハワイに3ヶ月ほど語学留学していた頃、わりと広めのアパートを借りていたので、当時フロリダに住んでいた友人が結婚した後しばらくハワイで暮らすというので、彼らがハワイに到着した最初の数週間、僕のアパートの空部屋に滞在させたのです。


すると友人の奥さんが僕のアパート居間の固定電話を載せた台の引き出しに、何やら箱を入れたので、僕は「それは何??」と尋ねると、彼女は「これは父から貰った新婚祝い、興味があるんだったら中を見て良いわよ」と笑いながら言ったので、僕は箱の中をのぞくと何とそこには小型拳銃が入っているではないですか!?(・o・)


僕の驚いた様子を見た彼女は「米国では治安上の理由から護身用銃を所持するので」と言い、僕は自分のアパートに銃が補完されていることに違和感を感じながら”これが米国の現実なのだ”と実感しましたが、話が随分長くなったので下写真の日本の射撃場の話は次回にしたいと思います(^-^)