最近、ついつい新型コロナウイルスの話題が多くなっているので、突然ですが今回は”美”について述べたいと思いますが、その理由は本日もコロナ禍の中、関西から当クリニックまで日帰りで治療にお越し頂いたお客様がいらっしゃり、人々の”美”を求める欲求がいかに強いかを改めて感じたからです(・o・)

 

僕も美容医療に従事する手前、常日頃から”美とは一体何だろう?”と考えずにいられませんが、それに対する明確な答えはなかなか見つからず、”美は抽象的で捉えにくい”ので仕方ないと割り切っていました。

 

しかしせっかくの機会なので、”美”についてネット検索してみると、百科事典的には”感覚、特に視聴を介して得られる喜び・快楽体験の一つ”とあり、確かに我々は美人を観たり、モーツァルトの美しい調べを聴いたとき、不思議と喜びや快感で満たされるので、この表現は正解だと思われます(^o^)

 

更に”美に”ついて検索を深めると、数々の格言を残した偉人・ヘレン・ケラーが、”美”について次のような名言を残しています。

 

“世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で観たり手で触れたりすることは出来ません。

それは心で感じなければならないのです。”と。

 

この意味深な”美”への格言を残したヘレン・ケラーですが、彼女は1歳半の時に”猩紅熱”が原因の髄膜炎を患い、視覚・聴覚・発声を失う、所謂”三重苦”を伴った米国南部出身の女性で、その生涯は平和主義・男女平等・人種差別反対など、当時としては先進的思想を持った政治活動家でした。

 

彼女は欠損していた視覚・聴覚を埋め合わせるのに、第六感(右脳)が抜群に発達していたと思われ、上記の如く”美”についても感覚的に捉え、”美”の真髄をズバリと言葉で表現出来たのでしょう(・o・)

 

もう少し”美”を具体的にイメージすると、例えば音楽和音を聞いたとき心地よさ・快感を感じますが、それは視覚的にも同様で、要はバランスが良い、もしくは調和のとれたものを目は美しいと捉えます。

 

なので美容外科治療も、バランス・調和を崩さない、もしくはより良好なバランスを得るための治療が最優先となるため、美容医療に従事する者は顔・体の美しいバランスを具体的に知る必要があります。

 

しかし”美”はもっと深淵で、バランス良さだけで決定されるのではなく、例えば顔面美容治療でとてもバランス良い顔がクリエイトされても、それを美しいと感じるかどうかは冒頭のヘレン・ケラーの格言のように、”美は心で感じなければならない”、すなわちバランスの良さ以外にも心に響く何かが備わっていなければ美しいとは限りません(>_<)

 

いずれにせよ、小さな子供・幼犬を観たとき、意図せずに笑顔が表れたり、美人が通りれば思わず振り返ってしまうように、可愛さも含めて”美”には無限の価値があることを我々の心は知っているのです。

 

話しを冒頭に戻しますが、関西から治療にいらした彼女は、今回の治療を契機に長年のコンプレックス(呪縛)から解放された同時に無限価値の”美”を獲得した結果、彼女はその周囲を明るくしたり喜びを与え始めるはずで、きっとそのお返しに彼女に更なる幸せが訪れると僕は信じています\(^O^)/

 

そして、”美は我々の心を躍らせ世界に希望の光を与えるもの”というのが、僕の”美”へのイメージなのです☆