最近テレビ・ニュース、”オンライン飲み会”という新しい流行があるのを知り、それが何なのか感心を抱いたのですが、要は新型コロナウイルスの影響で外出自粛を強いられる昨今、外での飲み会代わりにパソコン・スマホのビデオチャット上でそれぞれがお酒を飲むことでした(^_^;)
日本人は昔から集団での”和み”や”輪”に重きを置く民族で、その証拠に僕が通勤帰りの午後7時過ぎに銀座・新橋辺りを通りかかると、新型コロナウイルス騒動以前は多くのビジネスマンたちが繁華街に立ち寄り、お酒を酌み交わす様子を見かたものです。
ところがこの自粛期間中、こういった繁華街での飲み屋さんが殆ど休業しているため、酒好きの人たちはなんとオンラインで繋がってまで飲み会をしているのです(・o・)(・o・)
僕はさほどお酒が好きではないし、以前このブログで触れたようにそもそも開業医は孤独なので、所謂”飲み友”もおらず心配ご無用ですが、実はこの”オンライン飲み会”には健康上のリスクが伴っているのです(゜◇゜)ガーン
と言うのも、お酒はたしなむ程度であれば、コミュニケーションの潤滑剤としてある程度は役立ち?ますが、一定量以上飲むと有毒化し健康上被害が及のは紛れもない事実にも関わらず、何故か日本はお酒に寛容というか、お酒を美化しているのが問題なのです(>_<)
それはプロサッカー大会のスポンサーをビール会社がやっていたり、様々なアルコール飲料の宣伝を日本の名だたる有名人たちがいかにも美味しそうに飲んだりと、アルコールをまるで健康飲料かの如く爽やかなイメージで国民に奨励していることからも、”アルコール美化”の実態が示されます。。
ですが、アルコールには麻薬同等の強い依存性があり、一度習慣・依存化するとそう簡単には辞められず、それがアルコール飲料会社にとって大変”おいしい”ビジネスであり、莫大な利益を上げているのでしょうが、実はその陰で国民の健康が犠牲となっているのです(○_○)
我々は暇になるとその空白を埋めるため、手っ取り早く気持ち良くなるアルコールについつい手が伸びがちですが、外出自粛されている現在はまさにそのような状況下にあるため、上述の如く”オンライン飲み会”なるものが発生したのでしょう。
これと同様例が北極圏に暮らすイヌイットたちで、冬期間、自宅にじっと閉じこもって暮らすこの民族はアルコール依存症に陥りやすく、随分前にカナダ政府がイヌイットたちのアルコール飲酒を法律で禁止した程ですから、アルコール依存性の強さは決して嘘ではありません。。
実際、新型コロナウイルス騒動が発生して以来、我が国のアルコール消費量はうなぎ登りですし、この自粛期間中アルコール依存症に陥る人たちが急増するのではと政府が懸念を示し始めているし、”オンライン飲み会”に参加した人たちのテレビ・インタビューでは「終電を気にしなくていいのでついつい酒量が増えて。。」とこぼしていました。
昔から西洋の諺でThe devil finds work for idle hands (小人閑居して不善を為す)とあるように、我々は暇だとあまり良いことばかりではないようなので、一日も早く普段の生活に戻れるよう願うばかりです(^_^;)