既に何度もこのブログで記載したように、僕はこの騒動がこれほどまで大きくなる前の今年2月初旬、昨年から予定していた知人の経営する病院訪問のため中国・北京を訪れましたが、下写真の如く当時北京は道路は空っぽ街にも殆ど人がいない状態で、外出禁止令を市民が遵守していました。


ところが今の日本を見ると、コロナウイルス緊急事態宣言が今週はじめに出されたにも関わらず、正直その前後でたいした変わりがないというのが大方の印象ではないでしょうか?!


一方、イタリア・米国など諸外国の感染者数は数十万人単位、死者数は数万人単位なのに、何故か日本の感染者数は3,000名余り、死者数は85名(2020/4/9現在)とその数が極めて少ないのがさほど危機感を感じることもなく、普段と変わらない生活を続行する理由かもしれません。


ですが、実際このウイルスの感染力は大変強く、例えばつい先日も都内の医学部付属病院の研修医たちが、40人くらいで宴会を行った後なんとその半数近くが感染したらしく、宴会等の自粛要請が出ているこの時期に、この医師たちの無責任な行動がマスコミ報道で非難されていました(>_<)ゞ


このように感染力が非常に強いのにも関わらず、上述の如く我が国の感染者数が諸外国と比べて極めて少ないのは、どうやら日本の”隠蔽体質”や、所謂”数のマジック”があるようで、今回はそのことについて少々触れたいと思います。。


日本では年間約140万人の方々が何らかの理由でお亡くなりになりますが、そのうち”肺炎”で亡くなる方は年間12万人、つまり一日330名の方が”肺炎”でお亡くなりになるのです。。


ただこの”肺炎”で亡くなる方々が、本当に肺炎でお亡くなったかを確定診断するには死後の病理解剖無くして確定出来ないにも関わらず、病理解剖無しに担当医師が死亡診断書に”肺炎”と記載するだけで確定するのは、僕が救急医療に従事していた頃しょっちゅう死亡診断書を記載していたので、このことは疑いもない事実です。。


僕が何を言いたいかは賢い皆さんは直ぐにお分かりでしょうが、”コロナウイルス”の犠牲者が仮に毎日20人いたとすれば、この2ヶ月の累計死者数は1,000人となりますが、それを上述のように医師が単なる”肺炎”と記載すれば、新型コロナウイルス性肺炎の死亡者数は0となります(O_O)


そして我が国では何故かコロナウイルス感染者を増やしたくないのか、たとえコロナを疑わせる症状が出現しても75歳以上で2日間、それ以下で5日間の自宅待機をしてから病院に行くよう指示されていること、そしてこれはある医師から小耳に挟んだのですが、ある保健所職員が”統計上コロナ患者数を増やしたくない。。”とぼやいていたというのです(・0・)


つまり日本は、オリンピック開催や中国からのインバウンド需要で経済を成立させていたので、日本のイメージを失墜させるコロナ感染者数を増やしたくないという、悪しき”隠蔽体質(本音と建て前主義)”が見え隠れしているのではないでしょうか。。


ですがこの”隠蔽体質”の犠牲になるのは我々一般庶民で、我が国のこの悪しき習慣を容認する限り、”コロナウイルス”が収束するのは難しいかもしれませんが(×_×)、願わくはこの騒動を契機にこういった社会の膿が排出されて、この騒動収束後により良い社会が実現することを皆でお祈ろうではありませんか!