先日札幌に米国から元々中国出身の友人たちがやって来て、札幌で是非スキーをしたいと言うので、僕は札幌市内に宿泊する友人たちをホテルまで車で迎えに行きました。


このところ札幌は、アジア方面からのインバウンド需要の急増に対応し、市中の至る所にコンパクトなホテルが建設され、今回知人たちが宿泊したホテルも札幌駅北口のそばに最近出来たと思われるブティックホテルでした。


こういった小型のホテルには来客者用駐車場が用意されておらず、僕はホテル裏から数十メートル離れたコインパーキングに駐車し、僕の到着をロビーで待つ友人たちの元へ急ぎました。


友人たちは僕の到着を今かとばかりに待っていたようで、僕がロビーに到着した途端、大きな声で僕の名前を呼び、そこにいた他のお客さんたちが皆振り返るほどだったので、僕はやや当惑しました(^_^;


米国ロス・アンジェルスからやって来た友人たちは、慣れない寒冷地にふかふかの毛糸の帽子にぶ厚いジャケットとまるで南極にでも出かけるような防寒対策をしており、その出で立ちを見た僕は、思わず笑いが吹き出しました(^0^)


早速僕は友人たちを連れて数分前に車を停めたコインパーキングに向かい、車の10m先からリモートキーでドアを開けようと鍵を探したところ、何故かズボン・ポケットに入れたはずの鍵が見つかりません。。


さらに持ち歩いてたトートバッグの中を探しても鍵は見つからず、今度はホテル・ロビー内に落としたかもしれないと急ぎ足でホテルに戻り、友人たちと面会したソファ近くを探したり、ホテル従業員に鍵が落ちていなかったか尋ねても鍵は見つかりませんでした(゜◇゜)ガーン


となると、僕が車を停車したコインパーキングからホテルまでの数十メートル間の何処かに落とした可能性が高く、僕はこの時点で急に慌て始めました。。


と言うのもその朝札幌では突然大粒のにわか雪が降り始め、僕がホテルに到着した頃には5cmの新雪が道路を覆い、もし鍵をこの雪の積もった道路に落としたなら、すっぽり雪の中に隠れてしまい、探すのがほぼ困難だと悟ったからです(O_O)


”そんなばかな。。鍵を落とすなんてあり得ない。。”と僕は途方に暮れながら、道路に積もった雪を足で払いながら、自分の歩いた跡をくまなく探しましたが、鍵はいっこうに見当たらず、その姿を見た友人たちも僕と同様に必死に鍵を探しました。。


ところが鍵はいっこうに見当たらず、僕は”これはまずい。。”と思った同時に、”こんな不思議なことがあるだろうか??”と頭を悩めながら時計を見ると、鍵を探し始めてからすでに30分近くが経過していました(>_<)


この時点で僕たちは鍵を見つけるのをあきらめ、自宅にいる母に電話をして札幌駅に車のスペアキーを届けてもらうよう頼み、その間友人たちと昼食を取ることにしましたが、僕は依然鍵を紛失したことに納得がゆかず、もしかすると自分が履いているスノーブーツにでも入ったのでは?と最後に体を空港保安検査のようにボディチェックしてみました。


すると車のキーはふくらはぎあたりで、ぴったり装着するトレーニング用パンツと、その下に装着した防寒用タイツの間に挟まっていたのです!!


”何故こんなことが起こりうるのだろう??”と僕はトレーニング用パンツを裏返してポケットを確認すると、そのポケットの中には大きな穴が空いているではありませんか!?(゜Д゜)


しかもトレーニング用パンツ下に厚手の防寒用タイツを装着していたために、鍵が下腿まで滑り込んだのを触覚で気づかず、このような不測の事態が発生したのです。。


鍵が見つかったことを僕は母にすぐ連絡をして一件落着しましたが、常に閉まっているはずのズボンポケット内に大きな穴が開いていたこと、そして、ズボンの下に厚手肌着を装着していたことが重なって起きたハプニングでした(>_<)


このようにいつ何時ハプニングが起こるか分からないのが人生ですが、その原因は今回僕に発生した事態のように非日常的現象が重なることかもしれないので、そういった際は冷静に対処するのが肝心かもしれませんね(^_^;