先日このブログで美容師さん話をしましたが、今回はその続きで人気美容師さんの秘訣について述べたいと思います(^_^)
前回述べたように、美容師さんもその技術力が人気の秘訣なのでしょうが、では何が技術力かというと、出来上がったヘアー・スタイルのバランスの良さ、もしくはその方にマッチした魅力ある髪型をクリエイトする能力をいかに備えているかでしょうが、僕はそれ以外にもう一つの要素があるのと思っています。
というのも髪は時間とともに伸びるので、どんなに優れたヘアースタイルを創出しても、直ぐに元に戻ってしまうのではそれほどの価値はなく、つまりそのヘアースタイルが長く維持される技術をも備えてこそ、本当に卓越した美容師さんだと僕は考えます。
僕がかつて訪れたさまざまな理・美容室では、ヘアースタイルを変えたくないときは、あまり短くしないように伝えますが、そうすると2週間もしないうちにカット前に戻ってしまうし、今度はもっと短く切るように伝えると、今度はがらっと短髪スタイルになってしまい、後悔することが少なくありませんでした(>_<)
なのであまり短かくし過ぎず、しかも長持ちするヘアースタイルを得るのは意外にも困難で、僕はそれが出来る美容師さんを探し続けましたが、ようやくクリニック近くにその技術を備えた美容師さんを見つけ出し、安堵と喜びを感じています(^○^)
そこでこの美容師さんに「表参道や銀座に”カリスマ美容師”さんって、本当にいるんですか?」と尋ねると、彼は「勿論いますけど、今”カリスマ美容師”と呼ばれる人たちは、”インスタグラム”や”フェイスブック”など、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で発信力のある方々ですかね~。。」と言い、続けて「昔と異なり、”カリスマ美容師”さんがメディア露出していても、必ずしも優れた技術を備えている訳ではありません。。」と続けました。
つまり先日僕のブログで、美容外科医療のネット宣伝依存への警告について触れたように、それは美容医療のみならず、美容師さんの世界にも浸透しているようで、どうやら現代社会はすっかりネットに支配されてしまったのかもしれません(T_T)
僕は彼に「あなたのカット技術が気に入りましたが、その技術はどのように習得しましたか??」と尋ねると、彼は「自分の先輩から学びましたが、その先輩は銀座某有名美容室で、そのカット技術に定評ある初代カリスマ美容師(現在70代)から学びました」と言いました。
すなわち僕のヘアースタイルは、長年銀座で培われた後、若い世代の美容師さんに伝承されたもので、それを聞いて僕は”なるほど。。”と納得し、本当の技術はこうやって先輩から後輩に伝わるのだと悟りました。
最後にそのテクニックですが、それは毛髪量をいかに調節するかで、この美容師さんは一般的に髪を減らす”梳きハサミ”ではなく、普通のハサミを用いて髪の生え際から、髪量をいかに減らすかに隠れた技術あることを僕は発見しましたが、どの分野でも本物の技術があるのだと改めて思いました(^_^)