前回のブログでは、マラソンなどの東京オリンピック・長距離競技の札幌への競技会場変更について触れましたが、せっかくの機会なので”オリンピック”について、もう少し触れたいと思います(^_^;

 

そもそも”オリンピックって何のために開催するのだろう?”という、僕自身が抱いた素朴な疑問について調べてみると、この催しは今から2,800年前、神々を崇めるための体育祭典として行われていたようです。

 

ですがその後、古代オリンピックは戦乱の世に巻き込まれ幕を閉じ、それから1,500年後の1,896年、ギリシャ・アテネで第1回近代オリンピックが開催され、来年の東京オリンピックはそれから32回目の夏季オリンピックとなります(^_^)

 

そこでオリンピックの意義についてですが、それは”スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること”となっています。

 

そして、このオリンピック精神をより良く満たすため、2020年東京オリンピックも快適(涼しい)な環境で競技が出来るよう、前回1964年東京オリンピックが開催された秋(10月など)や、春に行うべきですが、近代オリンピックは商用主義が蔓延り、そうはいかないようです(>_<)

 

とうのも、オリンピック・テレビ放映権を主に購入するのは米国で、その米国が1番高く買ってくれるのが7~8月なので、その時期に合わせてオリンピックを開催するのだそうです(^_^;)

 

米国のスポーツはご存じの通りシーズン制が儲けられていて、特に秋~春はアメフト、バスケット、アイスホッケーと人気スポーツが目白押しなので、この時期にオリンピック放映しても、視聴率が上がらないので、米国は高く買ってくれないのでしょう(>_<)

 

またオリンピックは、1972年ベルリン・オリンピックでは人質テロ事件が発生、イスラエル選手11名が殺害されあ、また1980年モスクワ・オリンピック時は資本主義国の選手たちが出場ボイコッと政治利用が横行し始めたし、またある時を境にプロ・スポーツ選手も参加出来るようになったりと、本来あるべきオリンピックの姿からかけ離れてしまった気がします(v_v)

 

そして温暖化が進む昨今、すでの東京で真夏にオリンピックを開催することにはかなり無理がありますが、商用主義を最優先する現代オリンピックでは、上記理由にてこの不都合を敢行せざるを得ないようです。。

 

商用・政治理由が優先されたオリンピックは、”心身の向上、世界平和の実現”といった近代オリンピックの意義からかけすでに遠くかけ離れてしまったこと、さらにオリンピック=若者の祭典となってしまったことから、我々一般人(中高年以降の人たち)にすれば、さほど大騒ぎするまでもないのと僕は感じています(^_^;