僕は左利きですが、スポーツの際何かと不便を感じる事が多く、特にゴルフは極め付けで、あまり上手じゃないからでしょうが、今でもプレー仲間たちから「右打ちに変えたら?」と、ちょっと差別的なコメントが出るほどですσ(^_^;)
今や殆どボーリングはしませんが、ボーリング・ボールは右手用にデザインされているので、左手で投げてもボールが指が引っかかり綺麗に投げることが出来ず、スコアが伸びないハンデとなります(>_<)
また食器鍋も右用に作られていて、左手で操作しようとすると、注ぎ口が無かったりと大変不便で料理の際不便を感じるし、手術の際使用するハサミも右手用なので、左手だと使いにくさを否定できません。。
ただ幸運なことに僕の場合、昭和初期の生まれの両親が文字や箸を使用するのは右手と厳しく躾けられたので、今では両手とも器用に使いこなせるようになり、それが手術の際大変役立っています(^。^)
というのも当時の日本は儒教思想が色濃く残っていたせいか、左手を使うのは下品とされ、僕の両親は何としても僕に右手を使うよう強いたのでしょうが、今や左手で箸を使ったり字を書いたりしても、誰も何とも思わない世の中に早変わりしたのが果たして良かったのか悪かったのかは意見が分かれるかもしれません(^_^;)
なので僕の場合、両手でハサミを使えるので、まるで“蟹さん”のように両手で切開可能で、僕が日々行う眼瞼手術などの左右対称操作に大変功をそうし、正確かつ迅速に治療が行なえるので、子供の頃は“何故左手を使ったら怒られるのだろう??”と疑問に思いましたが、今や右手も使えるように躾けてくれた両親に大変感謝しています(^_^)
さて、左利きの僕は右手優位のこの社会で生活しているだけで、上記の如く若干の不便さを感じますから、もし体に何らかの障害を持たれた方にしてみると、おおよそ健全者のために作られた現代社会が、いかに不便かを考えるだけで想像を絶します(O_O)
我々は、自分たちに与えられた便利なこの社会を当然の権利だと考えがちですが、実はそれは大変有り難い事であり、世間には不便な思いをしている方々が存在することを真摯に受け止め、そういった方々に思いやりと優しさを持って接しなければと改めて思いました(^_^)