前回のブログでは、この時期としてはわりと走りやすい気候で快調に走り始めたはずなのに、僕が僕より遅い中高年ランナーを抜いた後、折り返し10キロ地点にも到達しないうちに、体調が急変したと記載しましたが、今回はその原因の詳細を説明したいと思います^^;

 

この中高年ランナーを一度抜き去った手前また追いつかれるのも癪なので、僕はそのまましばらく速度を上げたまま走行しましたが、通常だと抜き去った後、後方から聞こえる足音で抜いたランナーが離れていくのが分かりますが、このランナーの足音はずっと変わず、つまり、僕をひたひたと追いかけて来たのです(・o・)

 

多分このランナーは、僕に抜かれたことでスイッチが入ったのか、今度は彼が僕をターゲットにして追いかけ始めたのでしょうが、僕にもこのランナーを抜いたというプライドがあり、体力的にかなり厳しいと感じながらスピードを維持しましたが、それでもこのランナーは執拗に追いかてきたのです(>_<)

 

そのこう着状態が数キロ続いているうちに、突如僕は手足の痺れやめまいを感じ始め、“これはまずい、熱中症になり始めている。。“と気付き、走り始めから8キロ地点でついに走るのをやめ、結局このランナーに抜き返されてしまったのです(>_<)ゞ

 

僕はすぐにランニング時計で脈拍確認しましたが、僕の脈は190/分(僕の年齢だと170/分以内が安全範囲)を超えており、心肺能力的にも限界を超えていたので、それ以上無理していたらそのまま意識喪失して倒れ込み、生命の危険すらあったはずです(゜◇゜)ガーン

 

そこで僕は、すかさず多摩川沿いグランドにある水道設備までフラフラしながら辿り着き、給水したり頭から水をかぶって体を冷やして休息したあと、今度はゆっくり歩きながら折り返し地点に向かいました。

 

折り返し地点に着く頃にはすっかり手足のしびれやめまいは解消され、つい先ほどの状態が熱中症の初期症状だったと確信した僕は”ゾッ”としましたが、折り返し地点からは今度はゆっくりジョギングで残り10キロを完走しました(^-^)

 

折り返し地点からはゴールまでは南向きコースなので、その間、南から吹く向かい風に当たり、気持ちよく完走しましたが、それに比べると前半のランニングは非常に厳しいもので、”とにかく大事に至らなくて良かった“とゴールしながら胸を撫で下ろしました。

 

ここまで書くと、何故僕が熱中症に陥ったお分かりかと思いますが、その理由をまとめると、

 

1.気温は23℃でしたが、湿度は90%と多湿で、こういった多湿下では体内から熱が逃げにくく、熱中症のリスクが高かった

 

2.前半のランニングは追い風で体熱が逃げにくかった

 

3.他ランナーへの妙なライバル心が、自分の体力以上の無理強いをもたらした

 

ということで皆さんも高温多湿のこの時期、屋外スポーツの際は気温が低くても熱中症に陥る危険性があることを知り、僕のように無理したり過信したり決してせず、あくまでもマイペース・安全第一で行うようにされてください(^_^;