この仕事に従事しながらいつも感じるのは、女性たちの強い美意識、美を可能な限り追求し続ける飽くなき欲求ですが、これは生命保存・自己愛(エゴ)に結びついた本能的欲求ともいえ、それだけ強烈なのでしょう。
それを示す例として、2011/3/11の大震災直後、僕は“こんな天変地異の出来事があったのだから、治療予約は当分キャンセルになるだろう”と思いましたが、驚いたことに、大震災の翌日朝一番に診療予約の入っていた方が、何事もなかったようにクリニックにやって来ました(・o・)
僕が彼女に「こんな大震災があった後ですが、大丈夫ですか??」と尋ねると「え?今日は治療出来ないのでしょうか?」と返え、僕は「もちろん〇〇さんが大丈夫であれば治療を行います」と言うと、彼女は「ではお願いします」とのことで、僕は通常通り治療を行いました。
それ以後も交通手段の寸断等で、いくつかの治療予約はキャンセルとなりましたが、それ以外はいつも通り治療を行いましたから、僕は天変地異が発生しても美の追究を止めない女性たちの強い美意識のを改めて実感しました(O_O)
またある時は、ある患者さんが治療を受ける間際に「先生、私の顔は私の命と同じくらい大切です。絶対に良い結果を出して下さい!」と念を押されたことがありますが、その時の彼女の”凄み”を僕は一生忘れないでしょう(^_^;)
勿論、男性にも美意識は存在しますが、男性は女性以上に怖がりなせいか、こういった治療を最初から全否定する場合も少なくないし、たとえ治療に関心があっても、やはり恐怖が先立つのか”そんなことまでしなくても??”と躊躇する場合が殆どです。。(>_<)
ですが男性でも、希に治療への恐怖に打ち勝つ強い美意識が宿っている方がいらっしゃって、そういう方は治療についてしっかり学んでから治療を受けに来るので、さほどカウンセリングに時間をかける必要もなく、必要な治療は一度に全部受けようとたりと、女性と異なる要求を示すことあります。
さて、女性は治療を受けた結果、特にそれが「○○さん最近綺麗になったね!とか、元気そうだね!」と、客観的(周囲からの)に好評価が得られると、満足度が”グン”と上がりますが、男性は客観的評価より、自分が治療後にどう変わったか改善したかを納得するのがより重要で、治療結果の枝葉末節に、意外にこだわったりするのです。
この美容外科への異性別評価の違いを分かりやすくいうと、男性は”木(治療部位)を見て森(顔全体)を見ず”傾向があり、逆に女性は”森(顔全体)を見て木(治療部位)を見ず”傾向で、このような性別による治療評価の差異をきちんと理解した上で、カウンセリング・治療・治療後のフォローアップがとても重要だと、この医療を長くやればやるほど痛感しています(^_^;