”三つ子の魂百まで”という諺がある通り、決して裕福ではなかった家庭で育った僕は、幼少時代両親から質素倹約を叩き込まれて育ったせいか、今でも節約志向が抜けきれません。。

 

例えば昔、親から”電気は出来るだけ節約しなさい!”と耳にたこができるほど言われたせいか、今でもクリニックで誰も使っていない部屋の空調や電気がつけっぱなしになっていると、”あ〜、もったいない!”と独り言を言いながら消して廻っています(^_^;

 

ただ僕のように節約しても、電気はある程度の消費単位で料金が決まるので、節約した分だけ電気料金に直接反映しないし、使わなかった電気は最終的に放電されるので、そもそも節約にそれほど価値がある訳でもなさそうです(>_<)

 

むしろ現在のような循環経済、もしくは”消費してナンボ”の経済では、節約するよりむしろ、積極的に消費するほうが経済活動が活発化し、その結果皆が潤うので、僕が両親から受け継いだ”節約主義”は時代に反するかもしれません。。

 

さて僕はここ数年、頻繁に体力トレーニングを行っているせいか、トレーニング後はタンパク質中心の栄養補給に気を遣っています。

 

通常仕事が午後7時に終了し、それからジムでトレーニングをすると帰宅は午後9時過ぎとなり、その足でスーパーマーケットに立ち寄り、食材を仕入れることも少なくありません。。

 

そうこうしているうちに気づいたのが、夜遅くなればなるほど、お刺身などの売れ残り商品が半額近くまで値引きされていて大変お買い得!ということでした(^o^)

 

この売れ残り商品が僕の”貧乏根性”に火を付けたのか、それ以来僕はまるで”売れ残り商品ハンター”の如く、毎晩遅くに買い出しに行くようになりました。

 

そして値引き商品を見つけては”やったぁ〜!!”と歓喜しながら、お買い得感に昂じて次から次へと買い込んで冷蔵庫に突っ込んでいたのですが、そのうち買った食材が消費しきれなくなり、賞味期限切れのまま冷蔵庫に余り始めたのです。

 

多少賞味期限が切れていても、僕は”せっかく買ったのだから。。”と頑張って食べていましたが、それも限度があり、食品が食べられないほど劣化すれば結局捨てざるを得なくなり、いつの間にか”安物買いの銭失い”の典型例になっていたのです(゜◇゜)ガーン

 

冷静に考えれば半額商品を食べきれないほど買って捨てざるを得ないのであれば、その半分量を正規料金で購入するほうが商品は新鮮だし使うお金は同額なので、結局後者のほうがメリットがあるはずです。

 

ですが、僕に染みついた”貧乏根性”のせいで冷静な判断を欠き、安物買いをすることで結局損するはめとなっている訳ですが、人生にはこうやって目先の欲望やお得感に心を奪われた結果、損するような例が意外にも多いのではないでしょうか?!

 

今でもスーパーマーケットに半額のヨーロッパ産高級チーズが売られていると、衝動的に買いたくなりますが、それが本当に必要かどうか冷静に判断し、必要がなければ購入しない訓練をすることで、僕に染みついた”貧乏根性”を取り払う努力の真っ最中なのです(^_^;