若い頃は自分が50代(中高年層)になるなど遥か先のことで想像すらしませんでしたが、やはり時は誰にでも平等に訪れるもので、僕もいつの間にかその年代に突入していました(^_^;

 

そして人生は後から過去を振り返るとあっという間に時が過ぎ去るもので、まさに”光陰矢の如し”という諺どおりだと実感します。。

 

僕の場合、20代は医学生・大学院生として過ごしたあと30代は外科研修に没頭、次の40代は開業医として奮闘している間に時は瞬く間に経過し、50代になってようやくある程度余裕が生じましたが、僕の唯一の趣味・スポーツをするには、この年齢では”時既に遅し。。”の感があります(×_×)

 

それでも僕は残された時間をあきらめず、余裕が出来た時間を趣味のスポーツに出来るだけ当てていますが、この年齢になって運動に没頭すればするほどある事実に遭遇し、驚愕しています(・0・)

 

それはメンタル(精神力)とフィジカル(身体能力・体力)の明らかなギャップで、若い頃は”フィジカル>メンタル”、もしくは”フィジカル=メンタル”、すなわち体力優位だったのに、今や”メンタル>フィジカル”、すなわち年齢を重ねても精神力は落ちないどころか、若い頃よりむしろ強靱になっているにもかかわらず、身体能力・体力が衰え、そこにアンバランスが生じ始めてたことです(>_<)

 

実は先々週の日曜日、僕は鳥取でフルマラソンに出場予定で、今回の記録はサブ3.5(3時間半以内で完走)を狙って、随分前から自分自身を追い込み、その大会一週間前、低温と降りしきる雨の中、最終調整目的に多摩川沿いで単独ハーフマラソンを行いました。

 

この最終練習タイムから判断すると、これまでの練習の成果もあってフルマラソンの目標タイムは確実にクリア出来るだろうと安堵した途端、急に咽頭痛が発生し、体調が下がってしまったのです(・o・)

 

スポーツももあくまで趣味の一環なので、日常診療にまで悪影響を及ぼす訳にはゆかず、僕は先々週の土曜日の診療後に鳥取に向かいましたが、結局体調が戻らず、マラソン大会では途中リタイアする羽目となりました(Q_Q)↓

 

メンタル的にまだまだ行けると思っても、体力が気持ちに追いついてこれなくなる事実こそ、歳を重ねたことの証拠と僕はこの経験を通して初めて知ることになりましたが、これをポジティブに受け取ると、心(メンタル)は決して歳を取らないとも言えるのです!(^○^)

 

人生100年といわれる昨今、決して老化しない心(メンタル)の乗り物である身体の老化を極力回避することが益々重要になってきているのではないでしょうか?!