いきなりですが、生きている限り決して免れないものは二つあって、それは”税金支払い”と”死”ということわざを聞いたことがあります(・o・)

 

確かにこれまでの僕の人生、特に社会人になってからを振り返っても、殆どのことは回避出来たはずですが、税金支払いはこれまでも、そしてこれからも絶対に免れない唯一のことだと実感します。

 

また、僕に残された人生を考えても、税金支払い以外に逃れられないもう一つが”死”であるというのは、確かにその通りだと確信しています。

 

特に”死”には”悲しみ”、”恐怖”、’喪失感”などネガティブなイメージがつきまとうので、若い人、健康な人たちは無意識のうちに”死”を遠ざけ、”死”が自分にも必ず訪れる免れない現実であることを意識しないようにしているはずです(^_^;

 

そして人生の折り返し地点をとっくに通り越した僕ですら、いまだ”死”の現実を受け入れようとしていないし、大半の方々も同様に、大病をしたり、大事故に遭遇して”死”が現実に迫って初めて”死”を具体的にイメージするのではないでしょうか?

 

というのも数日前、僕の知人の知人での44歳のインドネシア人男性が、20代後半の若い奥様と3〜8歳の3人の子供と一緒にジャカルタ発羽田着の深夜便で東京ディズニーランドに遊びにやってきました。

 

この5人家族は機内で横並びで着席しており、朝7時頃、着陸前の朝食サービスで客室乗務員がご主人を起こそうとしたところ、全く反応しなかったので、家族も手伝いましたが目を覚まさなかったので、ついに機内にいた医師が彼の状態を確認したところ、既に死亡していたのです。。(O_O)

 

僕は40代前半の前途有望のこの男性が、今回のようにいとも簡単に亡くなった話しを聴いて、大変ショックを受けたと同時に、彼よりずっと年上の僕も、いつ何時このような形でこの世を去るときが来てもおかしくないと、”死”を現実的に受け止めるべきだと改めて感じたのです。。

 

この男性の残された家族の今後を按じてしまいますが、不幸中の幸いにもこの男性が裕福だったので路頭に迷うことはないでしょうが、一家の大黒柱を突然失ったわけですからそのショックは図り知れないでしょう(>_<)

 

そもそも人生は”死”を含めて自分でコントロール出来る範疇にないことも多く、むしろ運命に翻弄されやすいものであり、いつ人生を終える日が来てもおかしくはなく、そう考えるといくらお金持ちになったとしても、もしくはどんなに自慢出来る所有物に囲まれても、それほど価値があるとは思えず、そんなものは付録でしかないと気づくことになります。

 

そして、これまた有名なことわざですが、”明日死んでも構わないつもりで精一杯生きなさい。そして永遠に生きるかのように学び続けなさい。”というのがありますが、このことわざを言った人は常に”死”を現実的に捉えながら、賢く生きた人なのだと、僕は知人の話を聞いて改めて思ったのです。