前々回のブログでは、僕が銀行マンから投資話を持ちかけられ、訳も分からず承諾・購入したら、結局損をしたという話をしました(v_v)

 

そして前々回ブログの最後に、自分がよく分からない分野で何かリスクある決断をする際は、より慎重な姿勢で臨むべきと結びましたが、それは僕の従事する美容外科医療でも同様です。

 

というのも一般医療と異なり美容医療の場合、原則的に自由・自費診療で行われるため、医療提供サイド(クリニック)にとって最も困難な課題は、いかに安定した集客が得られるかです。

 

そのため美容医療の大半のクリニックは、治療内容等を大量にネット掲載するものの、同じ治療対象でもそれぞれのクリニックで治療方針が大幅に異なるため、それを見た人たちは何が正しいか分からず混乱してしまうのです。。

 

これこそ冒頭に述べた、僕が銀行員の投資話しに乗ったら損したのと同様で、クリニックを訪れる客様の医療知識はあくまで限定的なので、僕たち医療のプロ(医師)が語ることを信用させ、必ずしも優先順位の高くない医療行為を薦めることも、やろうと思えば出来る訳です。。(・o・)

 

以前にもこのブログでも触れましたが、他院を訪れた患者さんがある治療に興味を持ったところ、その治療に対して料金の異なる3種類の治療プランを提供されたとのこと。。

 

その話しを聞いた時点で医療のプロである僕は、このクリニックがビジネス(売り上げ)優先にしていると”ピン”と来ましたが、何故なら医療は飲食業や商品販売業と異なり健康を扱う特別・特殊な仕事なので、常に最善治療を提案・遂行する義務があるのにそうしていないのは、売り上げ優先にしている可能性が極めて高いからです。。

 

では医療知識に乏しいお客様が、医療行為を受ける際に正しい選択をするにはどうしたら良いかですが、それは前々回ブログの僕がが投資で失敗したように、決して治療を薦めてくる側の”言われるがまま”に、直ぐに承諾しないことです。

 

まずは治療を行う医師とその治療についてよく話しをして、その医師の言動・人間性を観ながら信頼関係を構築出来るかを初回カウンセリングで確認すべきです。

 

もし信頼関係が築けなかったり何か腑に落ちないことがあれば、どんなにクリニック側が治療予約を薦めても、勇気を持ってきっぱり断り、一旦クリニックを去るべきです。

 

その後さらにその治療に関する情報を集めたり、他院でセカンドオピニオンを得たりしながら、最終的にどうすべきか冷静な頭で判断すべきで、選択肢の中には治療を受けないことも含めておくべきです。

 

これくらい慎重な姿勢で臨めば、思わぬ方向に事が進んで後悔するリスクは大幅に回避出来るし、そもそも自分の身体にそれなりの侵襲を加える美容外科医療を受ける際は、慎重に慎重を重ねるべきなのです。。

 

是非これから美容外科治療をお受けになられる方々は、上記内容を熟考された上で、治療を受けた後に後悔することのないよう、

気をつけて頂きたいと思います。