アウト・スポーツ系の趣味は海から山まで、それなりにこなしてきた僕ですが、随分昔一緒にサーフィンをやっていた先輩がある時、「俺は最近ハンティング(狩猟)を始めたんだけれど、これが自分の究極の趣味になるだろう」という一言が僕の記憶にずーっと残っていました。

 

というのもこの先輩は僕以上に様々なスポーツをこなし、そのレベルも僕の比ではなく、まだ学生だった僕にとって社会人のこの先輩は、尊敬や憧れの対象だっただけに、彼の存在が当時の僕に多大な影響力を有していたからです(^_^;

 

ただ僕は昔から動物が大好きで、小さい頃から常に犬を飼っていたし、将来は獣医になりたいと思っていたほどなので、動物を仕留める狩猟を趣味にすることは想像すら出来ませんでした。。

 

ところが最近、友人のご主人狩趣味が狩猟だと知り、それを知った途端、僕が目を輝かしたのを見逃さなかった友人が、「もし良かったら、今度一緒に主人と狩猟に行ってみたら?」と誘われたので、いまだ新たなことにチャレンジするのが大好きな僕は「はい、チャンスがあれば!」と返答したのです。

 

そしてついに先日僕は、このご主人たちと人生始めての狩猟に出かけましたが、この狩猟の目的は、東京都の西部、奥多摩地方で過剰に繁殖した鹿駆除を兼ねてとのことでした(^_^;

 

自然の生態系には食物連鎖があって、多くの動物に天敵が存在し、かつて鹿の天敵はオオカミだったのですが、我々人間がオオカミを絶滅に追い込んだので、鹿の天敵がいなくなり、鹿が過剰に増えるようになったのです。

 

鹿が増えすぎると生態系のバランスが崩れるため、ハンターであるこのご主人も東京都からの要請により、定期的に鹿駆除の以来を受け、鹿の狩猟に出かけているとのことです。

 

僕は知人・友人達に「今度狩猟にいくことになった」と伝えると、その多くから「野生動物を殺すなんてとんでない。。非人道的だ!」という否定的なコメントが返ってきました(>_<)

 

僕は”僕が鹿を撃つのではなく、あくまで観たことも経験したこともない狩猟を見学に行くだけ。。しかも好きこのんで動物を殺傷するのではなく、あくまで生態系を崩す増えすぎた鹿駆除が目的なのだから。。”と内心で反論しました。

 

そもそも狩猟は、それを行う場所や期間、狩猟できる一日の時間帯、銃の管理など、厳しいルールが課せられていて、誰でもむやみやたらに出来るような代物ではなく、そういったルールを厳守出来る、極めて限られた有資格者のみが行えるのです。

 

なので僕は、多分一生に一度であろう狩猟に参加しましたが、この経験を通して僕は”人間がこれまで生き延びてこれたのは、動物たちの犠牲があったからこそ”と感じさせる、ある意味神聖な経験だったので、次回はその内容について触れたいと思います。