前回ブログでは、人体に備わった我々が想像するより遙かに高い身体能力ついて述べましたが、今回は我々のもう一つの側面、”知性”について述べたいと思います(^^)
我々は身体能力のみを追求し続けると、人間よりむしろ動物的になるので、”それはそれでいかがなものか?”と思いますが(^_^;)、そもそも我々は知性が著しく発達したために、身体能力が動物よりも劣るようになったの可能性もありますよね。。
それとも我々の身体能力が動物より遙かに劣っているので、人類は生き残り(サバイバル)をかけて、より”知性”を発達させたのかもしれません。
いずれにせよ、いかに”知性的”であるかが人間らしさでもあるので、我々の進化の方向としては身体能力の向上よりも、むしろ”知性”をより発達させるほうがより相応しいのかもしれません。
では知性の発達について考察すると、例えば僕の場合、日々診療・手術に追われ続けており、この作業を永遠に繰り返していても、決して”知性”の向上には結びつきません。。(>_<)
何故なら、同じ事の繰り返しはいわゆる”マンネリ化”を招き、知性の中枢である脳は進化(知性の向上)より、むしろ退化に向かう恐れすらあるからです(゜◇゜)ガーン
では同じ事を繰り返す”マンネリ化”する日々の仕事を続けねばならない状況で、どのようにして”知性”を高められるのでしょうか??
それは僕の場合、日々の診療から得られた治療結果を分析・検証し、その内容を論文にまとめ、その治療からどのような効果が得られるのか具体化することでしょう。
こういった努力をすることで、僕の知性は”グン”と向上するのみならず、その努力は医学発展にも大きく貢献することになるので、是非とも行わねばならないのです!
逆に、もしそういった努力を怠ると僕の治療の科学的検証がなされず、たとえその治療が大変価値あるものだったとしても、それを世に知らしめることが出来ず、それでは医師として中途半端になってしまうのです。。(>_<)
しかし日々の診療に追われていると、集中力を要する論文作業はなかなか困難なので、こういった正月休暇がそれを行う絶好のチャンスなので、僕は今札幌の実家で論文と格闘中です(^_^;)
論文作成はある種の勉強のような作業なので、一般的に敬遠されがちですが、僕にとっては日々の診療とは全く別の、新鮮な作業なので、むしろこの長期休暇の楽しみになっています。(^o^)
一般的に、お正月の過ごし方は美味しいご馳走を食べながらテレビ鑑賞するのでしょうが、昔と異なり物質的に豊かになった昨今、そういったことはお正月でなくても普段から十分に行えるので、僕はこの貴重な休暇を普段出来ない作業時間に充てています(^_^;
話を”知性”向上に戻しますが、我々はどんな分野に従事していても、創造的な作業に取り組むと知性は伸びるはずで、その行為が人類の発展に大きく貢献し、我々にはそういった本能が備わっていたからこそ、現代文明の繁栄がもたらされたのでしょう(^-^)
創造的作業に取り組むのは、億劫に見えて敬遠されがちですが、いざ始めて見ると意外にも新鮮で”ハッ”とするのと、すでに”マンネリ化”した”紅白歌合戦”観戦よりも遙かに楽しいので、皆さんも取り組んでみてはいかがでしょうか?
すでに年末の挨拶をこのブログで先週済ませておりますが、改めて。。
本年も大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください☆
本音は、長期休暇には札幌でじっとしているより、今すぐ暖かい南の島に出かけたいのですが、それは論文が仕上がってから。。と思っています(>_<)
