僕のクリニックへはミュージシャン・俳優さんなど芸能活動で活躍している方々に時折お越しいただいておりますが、いつも彼女・彼らを観ていて凄いなぁ〜と思うのは、彼女・彼らいつでもどこでも瞬時に眠りに落ちる能力を有していることです(・o・)
随分前に香港俳優、ジャッキー・チェンのインタビューを聞いたことがありあすが、彼も多忙過ぎてまとめて眠る時間がないらしく、映画撮影の空き時間の五分程度に即座に寝てからすぐに撮影開始、その後また空き時間の5分寝るみたいな生活を”ずーっと”継続しているそうです。
卑近な例では以前僕のクリニックにお越し頂いた男性ミュージシャンですが、ベッドに横たわって沈静剤注射の針を静脈に入れた瞬間、つまり鎮静剤薬液を入れる前にあっという間に眠りに落ちたので逆に僕のほうが驚いたことがあります(・O・;
そこで僕はその際彼に「○○さん、もう寝ましたか??まだ鎮静剤は入れておらず静脈に針を刺しただけですけど」と言うと、”ハッ”と目を覚まし「もう治療は終わったんですか?」との返事があり、どうやら彼は本当に眠りに落ちていたようなのです。
つまりミュージシャンの彼は、鎮静剤に頼ることなく自己コントロール能力で即座に眠ることが出来た訳で、僕は治療後彼に「いつでも何処でもすぐに眠れるんですか?」と尋ねると、彼は「夜は作曲やコンサートの準備でまとまった睡眠時間がないので、睡眠は空き時間に少しずつ取るようにしているんです」とジャッキー・チェンと全く同様の答えが返ってきたのです!
僕の場合、毎晩最低まとめて8時間は寝るので昼間眠たくなることは希なせいか、こういった自己コントロールで睡眠に落ちる人たちを観る度に驚嘆しています。。
何故か芸能関係の人たちにそういった方々が多いのは、彼女・彼らが多忙を極めていて慢性的睡眠不足に陥っているのかと思いたくなりますが、実際は彼女・彼らが自己コントロール能力に長けているというか、長年の芸能活動の中でそういった特殊能力を獲得したのだろうと推測しています。
それにしても夜眠らずにその時間を仕事に当て、日中の空き時間に少しずつ眠りながら日々精力的に活動しているとすれば、彼女・彼らは普通の人の2倍ほど時間を有効利用していることになり、だからこそ非凡な仕事をして世間で注目を集める存在になれるのでしょうか?!
実際睡眠に関する研究データでは睡眠は眠りに落ちる、いわゆる”導入時睡眠”に一番その効用があるらしいので、導入時睡眠を細切れにして取るのは理にかなった睡眠法の一つなのかもしれません(^o^)
本日は音楽コンサート活動を行う女性音楽家が多忙の合間を縫って治療に起こし頂きましたが、案の定、彼女が治療ベッドに横たわった瞬間に眠りに落ちる姿を見て、やはり僕が提唱する芸能人の睡眠能力(特殊才能)説は正しいと確信しました(^_^)