診察をしているとちょくちょく患者さんから「先生は何時ころ体調が良いですか?」と聞かれることがあり、その返答をする前に僕は「何故そのような質問をされるのですか?」と質問の意図を尋ねるようにしています(^_^;

 

するとその返答は決まって「私が手術を受けるのに、先生の一番体調の良い時間を知りたいからです」と答えが返ってきますが、その都度僕は「20年以上前から現在に至るまで毎日手術をしていて、手術室に入った途端スイッチ・オンになります。なの手術結果に日内変動はありませんのでご安心下さい」と伝えています(^^)

 

ですが実際の僕はいわゆる”夜型人間”で、もしこの仕事をしていなければ、きっと夜行性の鳥・”フクロウ”の如く真夜中~太陽が登る頃まで活動し、夜が白み始めた途端眠りに入るような生活をしていたはずで、実際医師国家試験の準備に与えられた2ヶ月の自宅学習期間は、見事にそのような生活に陥りました(○_○)

 

そして僕とは真逆の”朝型人間”というのも存在し、僕の廻りにもそういった方々が何人かいらっしゃいますが、彼らの生活は僕の受験生時代とは真逆で、毎夕食後すぐに眠たくなるそうで午後9~10時頃には就寝、太陽が昇り始める頃の午前3時頃に起床、朝食を食べた後自宅で出来る仕事を午前6~7時頃までの数時間で行うそうです(・o・)

 

彼ら曰くこの早朝の数時間が一日のうちで一番集中して仕事が出来るそうですが、僕にはそういった”朝型生活”はどんなに頑張っても決して出来る気がしません(>_<)

 

このように人には持って生まれた、もしくは遺伝子に組み込まれた生活リズム・パターンを保持している気がしてならないのですが、今さらですが僕の”夜型人間”の習性が過去の学生生活を苦しめる主原因だったのでは?と思っているのです。。

 

というのも高校時代、自宅から1時間半かかる高校に通うため、母親から朝の6時半に叩き起こされ眠たい目をこすりながら通学したせいか、進学校だった高校の学業成績は”何で僕はこんなにパッとしないのだろう??”といつも頭を悩ませていました(v_v)

 

そして元気が出るのは授業終了後のサッカー部活動の時間で、この時代僕が自慢で出来るのはサッカーのみでしたが、それも今考えると僕のような”夜型人間”が、無理矢理”朝型人間”の生活パターンに足並みを揃えるよう強いられていたからなのでは?とハッと気づいたのです!

 

その後の外科研修医時代は午前8時半仕事開始でしたが、当時僕はいつも病院に泊まり込んでいたので、起床は午前8時20分、顔も洗わず髪に寝癖をつけたまま急いで朝礼参加しいつも病院職員たちから嘲笑の的にされていましたが、手術は午後開始だったので、その時間帯までに僕は意気揚々としながら手術を習得したのです(^_^;

 

そして現在開業医となり診療時間は午前10時スタートですが、元来夜型人間の僕にはこののんびりスタートはとても快適ですが、このようにマイペースで仕事出来ることが開業医の最大特権だと僕はつくづく感じているのです(^○^)

 

現代人の生活リズムは”朝型・夜型人間”のちょうど中間、”昼型人間”に合うようセットされていますが、多くの人々は多かれ少なかれ朝型、もしくは夜型かのどちらかの傾向があるのでは?と僕は推測しています(^_^;)