僕のクリニックには目元の美容外科的治療を求めてやってくるお客様が多いのですが、そういった治療のついでに眼疾患について尋ねられることがちょくちょくあります。
緑内障・白内障については眼科専門医に相談するようアドバイスしますが、最近急増していて当クリニックでも対処可能なのが”ドライアイ”です。
”ドライアイ”とはこの文字が示す通り眼球が乾燥する状態で、症状としては目の乾き・かすみ目・異物感・疲労感などが出現します。
原因は室内環境の乾燥、コンタクト装用によるもの、パソコン使用による眼精疲労、ストレスによる涙量減少、シェーグレン症候群と呼ばれる涙が出にくくなる疾患、レーシック後に生じるものなどがあり、治療はドライアイ点眼、人工涙液、涙点プラグ挿入などがあります。
先日もドライアイに悩む知人女性から相談がありましたが、詳しく話しを聞いてみると彼女のドライアイは中学生の頃、コンタクトレンズ装用を契機に発症し、現在は数ヶ月に1度眼科受診して点眼薬を処方してもらっているそうです。
しかし涙量自体がが少ないと思われる彼女の場合、どんなに点眼しても根治することはないので、症状を緩和するには今後永遠に目薬を差し続けねばなりません。
そこで僕は彼女に「涙点プラグを挿入すれば涙量が少なくても涙が瞳に貯留するようになるので、ドライアイはほぼ改善しますよ」と伝えると彼女は「え、そんな良い方法があるんですか?是非やりたいです!」と驚きながら答えました。
もう少し”涙点プラグ”について詳しく説明すると、この治療は上瞼から瞳に放出された涙が下瞼内側にある涙点と呼ばれる孔から排出するのを防ぐのに、シリコンの小さなプラグでこの孔を塞ぐものです。
治療は至って簡単、ベッドで仰臥位(仰向け)に寝てもらい、点眼薬を差した上で涙点の大きさをゲージで計測し、その大きさにあった涙点プラグを涙点プラグ挿入キッドを使って挿入するだけの、約五分程度の治療です。
涙点プラグの優れている点は、プラグ挿入・抜去両操作が極めて簡単で、万が一気に入らなかったり、不必要になれば抜去すればよく、そういった意味でこの治療のデメリットが皆無なところです。
そして涙腺プラグ挿入後、僕の知人は辛いドライアイ症状から解放されたのみならず、これまで何年もの間数ヶ月おきに通っていた眼科診療からも解放されて大喜していました(^○^)
何故眼科領域のドライアイ治療では、人工涙液や点眼薬処方がが真っ先に行われ、涙点プラグが第1選択肢でないのかはなはなだ疑問ですが、もしドライアイ治療に長年悩まれている方がいらっしゃれば、当クリニックではその根治的解決となる涙点プラグ挿入も行っていますのでどうぞお気軽にご相談ください(^^)