医療を大別すると内科系・外科系に大別されますが、内科系は内科・小児科・精神神経科で、外科系は手術治療を行うそれ以外の一般外科、産婦人科、整形外科などなどです。

 

医師となる過程では全ての診療科目を学び、その中から自分が進むべき道を選択するのですが、その際まずは自分が内科系に向いているのかそれとも外科系なのかを判断します。

 

内科を選択するのは一般的に勉強・研究好きで、暇があれば教科書や医学雑誌を読むような性格の医師たちが多く、外科を選択するのは、それよりも体を使う手術によって直接患者さんを治療するほうが性に合うという医師たちで、明らかに性格が異なります(^_^;

 

僕などは内科にはそぐわない典型的性格で、とにかく”じーっ”と椅子に座って勉強するのが性に合わないというかすぐに体を動かしたくなる、いわゆる米国で流行の、もしくは有名なADHD(Atention Deficit Hyperactivity Disorder, 注意欠陥・多動性障害)的性格なので、内科医になるのは鼻から無理だと自分でも自覚していました(×_×)

 

それで僕は医師としての進路選択では真っ先に内科系診療科目を除外し、外科の中で最も自分の感心のある整形外科を選択しましたが、それは今でも正解だったと思っています(^-^)

 

というのも整形外科の先輩たちは皆、多かれ少なかれ僕と似通った性格を持ち合わせている先輩達が多く、その共通点として整形外科医たちの殆どが学生時代、何らかのスポーツ部活動に所属するいわゆる”体育会系”キャラをしていたからです。

 

体育会系キャラの医師たちは竹を割ったようなシンプルな、例えば何か間違っていることがあれば、即座にそれは間違っているとストレートに指摘してくれる表裏がない性格をしているので、あまりストレスを感じることなく仕事が出来るのです(^-^)

 

そしてなんといっても手術は強靱な基礎体力に裏打ちされた集中力がものをいう世界なので、”体育会系”環境で鍛えられていなければ、良い手術結果を出し続けるのは困難です(>_<)

 

最近僕は基礎体力維持のため、運動の中でずーっと毛嫌いしていたランニングに泣きそうになりながら取り組んでいますが、ただ走っていても目標を失いがちなので、ある程度走り込んだあとの先週末、多摩川沿いで開催されたハーフマラソン大会に参加しました(^_^;

 

何とか完走し、タイムも予想通りだったのでそれなりに納得して帰ってきたのですが、その翌日の診療から大腿部の激しい筋肉痛に襲われ、普段は椅子に座って手術するのですが、その椅子から立ち上がったり座ったりするのにとても苦労を要しました。。(゜◇゜)ガーン

 

そしてもし何らかの病気や怪我を被り、万が一手足が不自由にでもなったら僕は外科医を辞めざるを得ず、体こそ外科医の資本なのだと改めて実感した次第です。。

 

すなわち外科医は健康でなければダメで、不健康にもかかわらず無理に手術を敢行しその結果が思わしくなければ、治療を受けた患者さんに多大な迷惑をかけることになるので、もし健康に自信がなければその時点でメスを置くべきとまで言っても過言ではないでしょう。。

 

勿論、若手外科医は何をしなくても若いだけでそれなりに元気なので問題ないでしょうが、僕のような中高年外科医が良好な手術結果を出し続けるには、食事・生活習慣・スポーツなどに強い関心を持ちつつ積極的に健康維持に努めねばなりません。。

 

辛くて苦痛以外の何物でもないランニングも、走っているうちに脳内ホルモンの作用なのか、苦しみが喜びに変わる瞬間を垣間見れるようになってきたので、しばらくこの習慣を継続しつつ健康維持に務めたいと思います(^◇^)