最近僕はクリニックとレストランを比較して何度かブログに記事を投稿していますが、レストランの料理をクリニックの治療技術に置き換えると、レストランとクリニックはほぼ同じビジネスなので、僕はレストランに行く度にクリニック営業で参考になる点がないかよく観察するようにしています(^^)
前回ブログではレストランもクリニックもそれほど豪華絢爛にする必要はないけれど、常に清潔に維持することは絶対不可欠だということについて述べましたが、今回は前回に引き続き、レストランから学べることを述べたいと思います。
そもそも僕は外食があまり好きでも得意でもなく、出来る限り自宅で食べるようにしていますが、それは自炊するほうが必要な栄養素を過不足なく摂取出来、健康面で優れているからです。
それでもたまには仕事関連の業者さん、大切な友人・知人たちをもてなすのに外食せざる得ないことがあり、その都度どのお店にお連れてすべきかいつも頭を悩ませています(^_^;
お店選びで頭を悩ます理由については以前のブログで記載したのでここでその詳細は割愛しますが、もう一度簡単に説明すると、都心部ではレストラン数があまりにも多く、その中から一軒に絞るのは予想外に困難だからです(>_<)
そこで僕はクリニックから徒歩圏内に選択肢を限定し、料理別に何店舗か良いお店をピックアップするようにしていますが、先日普段からお世話になっている年配の知人夫婦達を接待する機会があったので、手頃なフレンチ・レストランをその中から選択し予約しました。
ところがこのお店、値段がさほど高くないのに味がとても良いせいか、銀座1丁目のはずれにあるにも関わらず数日後の予約が取れず僕は途方にくれました(>_<)
というのも銀座のフレンチ・レストランは高級店が多く、カジュアルな感じで訪れにくいので僕は他にフレンチ・レストランで行く当てが全く無かったからです。。(×_×)
そこで僕は”食べログ”のようなネット検索ツールで似たお店を検索したところ、築地に一軒ヒットし、先日早速そのお店を訪れましたが、そこは築地の閑散とした一角で夫婦で営業されている小さなお店でした。
早速僕は観察眼を働かしこのレストランの様々な点をチェックしましたが、お店の雰囲気も料理もまずますでしたが、一つだけ気になる点があって、次回このお店を訪れるかと尋ねられたら、そのマイナス点が引っかかり”ノー”と判断せざるを得ませんでした(>_<)
それはフレンチ・レストランでは欠かせないパンですが、そのパンにつけるバターが気に入らなかったことです。。
お腹ペコペコの僕は料理が出てくる前にパンにバターをつけ真っ先に食べたのですが、いつもだったら美味しいと感じるバター風味が無く”おやっ?”と思いました。
そこで料理の途中、料理の後にもパンとバターを食べましたが、やはりバターの味がせず僕はがっかりしました(v_v)
レストラン側そしてはパン・バターはあくまでも付録的存在に過ぎないと考え、その品質にこだわらず使用しているかもしれませんが、僕のようにそれが原因でがっかりし、せっかく美味しい料理を作っているにもかかわらず、そのレストランの評価を下げることも少なからずあるはずです。。
そして同様ビジネスに従事している僕は、バターのようなレストラン枝葉末節的な部分に実はそのレストランの本質が垣間見える気がしてならないのです。。
それは僕の仕事でも同様でこのレストランのバター的末端部分、つまりさほど重要とは思えないような部分にこそクリニックの本質をうかがい知る要素が潜んでいると気づき、それはクリニック従業員の接遇であったり、机下に溜まった埃かもしれないし、僕自身のみだしなみや寝癖のついた髪かもしれないのです。。(>_<)ゞ
つまりどんなにそのビジネスの主要部分(飲食店では料理、クリニックでは治療)に定評や自信があっても、僕の如くその商売の枝葉末節を見て良し悪しを判断する方が少なからずいらっしゃるはずなので、僕は僕なりにクリニックの隅々にまで目を見張り、せっかくお越し頂いたお客様達の期待を裏切らぬよう絶えず努力してゆきたいと思います。