この仕事を長くやっていると、クリニックを訪れる1人1人の方々が各々の貴重な人生を過ごされていることを日々実感し続けています(^^)

 

特に僕の場合、アンチ・エイジング(抗加齢)中心の美容医療を展開しているせいか、人生経験豊かな方々と接する機会が多い気がします。

 

そういったお客様たちですが、人生の熟成期(60~80代)を迎えている時期に、外見的老化を改善しようとする元々前向きで美意識の高い方々ですから、”生涯現役”スタイルでほとんど若者と変わらないアクティブに過ごしているようです(^-^)

 

こういった世代のお客様たちの生き様は、そう遠くなくその世代に加わる僕にとって大変興味深いばかりでなく、人生経験豊富なこういった方々との触れ合いは貴重で、多くのことを学ばせて頂いています。

 

ですが残念なことに、現在は右を見ても左を見ても若者だけが脚光を浴び、特にテレビ・マスコミはまるで若さだけに価値があるかの如く、次から次へと現れる10代後半~20代前半アイドルだのスターだののみをちやほやして、それ以外の年齢層の方々はあまり価値がないように勘違いさせる文化・風潮を形成しています(v_v)

 

ですがテレビに出演するアイドル・スターをよく観察していると、若さでちやほやされるのもほんの数年で、こういったアイドルたちも必ず歳を取ること、したがって次々に世代交代せざるを得ない厳しい現実から決して免れることは出来ません。

 

そして僕は人生の本当の価値ある時期とは一時の青春よりもむしろ、その後遥かに長く続く成人〜成熟・老年期ではないかと考えるようになりました。

 

ですが実際には多くの人たちが老化という厳しい現実をつきつけられ、次第にチャレンジをあきらめ消極的になり、そういったライフ・スタイルが一層老化を進める、いわゆる”負のスパイラル”に直面してゆきます(v_v)(v_v)

 

ところが時折クリニックを訪れる80歳近くになっても、全くネガティブにならず常に明るくポジティブに生きれているお客様たちと接する度に、人間は何歳になっても明るくポジティブであるべきと確信するようになりました(^-^)

 

というのも例えば先日クリニックにお越し頂いた超ポジティブの84歳女性のお客様がおっしゃるには「必ず人は年齢を重ねるんだから、どうせだったら元気に生きたいじゃない?お金も病気になって苦しんで、それを治すために病院で使うより、趣味など楽しいことに使うほうがずーっと価値があります。なので私は毎日ダンス教室に通って健康維持してるんです」と。

 

このお客様ですが5年前に始めたクラッシック・バレーがいよいよ本格的になり、最近は舞台にまで立つようになったらしく、続けて僕に「先生もクラッシック・バレー始めませんか?私も最初こそ恥ずかしかったけれど、今や私の踊る姿を見てバレーを始めた初心者が激増しているんですよ」と。

 

この女性の如く、”生涯現役”、前向きに生きてこそ人生の本物の価値があるはずだし、その人生で洗練・浄化された魂は果てることなく次の次元に上がっていくのではと僕は信じています(^-^)