僕はお寿司屋さん行くのが苦手ですが、その理由は昔北海道の馴染みのお寿司やさんのカウンターで病院スタッフと教科書を広げて読んでいたら、その姿を見つけたカウンターの他の中年男性のお客さんから「寿司やのカウンターで、物を読むのは失礼だぞ!」と怒鳴られたことがあるからです(>_<)

 

このようにお寿司やさんは他のお客さんに気を遣ったり、礼儀をわきまえて食ねばならないことに加えて、料金体系が明朗でなくいわゆる時価なので、庶民育ちの僕には食べている途中もお会計が気になって落ち着きません。。(^_^;)

 

そんな訳で自ら行殆ど行くことのないお寿司屋さんですが、最近香港の友人に連れられて、渋谷の目立たない場所にあるお寿司屋さんを訪れました(^^)

 

そのお寿司屋さんの入り口に看板はなく、お店の中に入いるとカウンターに8席くらいと個室が一つだけあり、従業員は40歳くらいの寿司職人一名、まかないの若い女性1人の小さなお店でした。

 

ですがなんといっても食通の香港人が紹介で通うお寿司屋さんなので、味は確かなはずだと思い早速”食べログ”等で調べましたが、このお店の情報は一切掲載されていませんでした(・o・)

 

このお店のメニューはいわゆる”おまかせ”なので、次々と出される品々を食べましたが、大変美味しく感動しました\(^O^)/

 

今回は友人たちが貸し切ったこのお寿司屋さんの宴もたけなわになった時、僕はすし職人さんに「このお店の宣伝は一切出ていませんね?」と尋ねると「うちは紹介のお客さんのみなので、宣伝は一切行っていません」と言いました。

 

紹介のみの割には予約が常に一杯らしく、職人さんとさらに話をすると、マスコミ取材の申し込みや海外出店への誘いなどが後を絶たないそうですが、そういった要請はすべて断っているとのこと。。

 

その理由を尋ねると、テレビ等で派手に宣伝すると”一見さん”が来たりすれば常連客さんに迷惑がかかるし、多店舗展開すれば管理不行き届きになり、味も評判が落ちるので、全く興味ないと言い切りました。

 

極めつけは僕が「ミシュランで☆を獲得するのに興味はないのですか?」と尋ねると、なんとこの職人さん「ミシュランの☆は某かのお金を払えば買えるので、全然興味ありません」とまたまた言い切りました(^_^;

 

宣伝せずに紹介・口コミのみで顧客が廻り、一店舗のみで自分の仕事をしっかりやるというスタイルは、実は僕が目指している美容外科医療と全く同一コンセプトなので僕は内心驚きました(^-^)

 

食事を終えた後、僕は香港友人に「とても良いお寿司屋さんですね〜」と言うと彼は「前回このお店で日本の首相”Mr.Abe"と遭遇したよ」と答えました。

 

僕はこういうお寿司屋さんこそが本当の名店なのだと改めて感じました(^○^)