最近ダイエットネタが多いので、続けてもう少し記載したいと思います(^_^;)

 

というのも肥満大国米国の状況は年々悪化しているらしく、2000年頃30%だった肥満率は2016年40%に達しました。。

 

そして現在米国では、肥満・過重の割合は70%を超えもはや肥満は当たり前、標準体重が少数派になってしまいました(・o・)

 

それに比べて日本人は肥満・過重の割合は男性で30%弱、女性では20%弱と低く、先進国の中で極めて優秀な値なのです(^^)

 

国によって肥満率に大きな差があるのは食習慣の影響が最も大きいでしょうが、それと同様に重要なのが”耐糖能”の違いです。。

 

”耐糖能”とは糖分摂取をした際、それをどれだけ効率良く体内に取り込めるかを表します。

 

単身米国留学していた週末、時々僕はニューヨークから車を北に700キロ走らせ、カナダ・モントリオールにある友人宅をちょくちょく訪れました(^_^)

 

知人宅では独り者の僕を家族のようにもてなしてくれ、それは今でも留学時代の良き想い出となりましたが食後のデザートを買いに出かけました(^-^)

 

それは500ccサイズのハーゲンダッツ・アイスクリームでしたが、この日本でいうところのファミリーサイズ一個を家族皆でシェアするのかと思いきや、なんとそのサイズのアイスクリームを一人一個買いあてがわれたのです!

 

カナダ人の家族達はその大きなハーゲンダッツ・アイスクリームを美味しそうに、しかもあっという間に食べきりましたが、僕は食べている途中に胸が一杯となり、半分も食べないうちにこっそりトイレに持ち込み流し捨てざるを得ませんでした(>_<)

 

これこそが”耐糖能”の違いで白人達のそれは高く、糖分を体内に乗り込む能力に優れているため、アイスクリームのような糖分の固まりを沢山食べても平気なのですが、逆に言うと体内取り込まれた糖分は中性脂肪に置き換わり蓄積されるので、肥りやすい体質とも言えます。。

 

それに比べて日本人は”耐糖能”が低く、糖分を大量に摂取出来ず肥りにくいのですが、逆に無理して糖分を大量に摂取したり、知らず知らず糖分摂取量が増えると、体内に取り込めない糖分が血液中に流れ出し、その結果”糖尿病”になりやすい体質なのです。。

 

なのでは肥っている欧米人はいかにも不健康そうですが、実は意外に糖尿病の割合は低く、逆に欧米食が主流となりカロリーオーバー気味の日本人は見た目はさほど肥満ではないものの、糖尿病の割合が意外にも高いのです(・o・)

 

今回のブログで”耐糖能”について触れたのは、実は肥満(肥れる能力)は健康な証拠で、肥れないのは”耐糖能”が低く糖尿病になりやすかったりと、生物としては不利な体質だとも言えるからです。。

 

決して肥り過ぎを賞賛するのではありませんが、多少肥っている方が健康、もしくは肥りやすい体質のほうが生物学的に有利で、肥満は決して”悪”ではないことを伝えたく、今回は”耐糖能”というやや難しい内容を述べました(^_^;)