昨日、美容外科学会事務局の知人から得た情報ですが、なんと厚生労働省が来年6月からホームページの治療前後の、いわゆる”ビフォーアフター写真”掲載を原則的に禁止すると発表したのです(・o・)

 

その理由は、下写真の昨日の朝日新聞に掲載された記事のように、患者さんがこの”ビフォーアフター写真”を観て、安易に治療に飛びつくので、それを防止するのが目的とのことです。。

 

というのも”ビフォーアフター写真”を見て、実際治療を受けたものの、満足する結果に至らなかったというクレームが国民生活センターには年間1,000件以上あり、そのクレームにたまりかねた国が”ビフォーアフター写真”掲載禁止を決めたのです。

 

このニュースは各新聞で一斉報道されましたが、日経新聞によると”ビフォーアフター写真”には患者を故意に誘導するため、照明・お化粧を利用して良く見せたり、さらに悪質な場合は”フォトショップ”と呼ばれる写真修正ソフトを使ってアフター修正するケースが後を絶たないと記載されていました(>_<)(>_<)

 

僕のクリニックでも、これまで多くのお客様達がホームページの”ビフォーアフター写真”を参考に治療を決断して頂いたと思うので、今後掲載禁止になるのは大変残念です。。

 

しかし、虚偽の掲載まで行って患者を呼び込もうとする魂胆は大変浅ましく、そのような愚かな行為が美容医療の社会的評価を著しく下げているとも言えます。。

 

なのでこの厚生省の決断は、そういった輩を根絶するのみならず、この業界全体へお灸を据えるといた意味で、大変価値があると僕は考えています。

 

適正な症例写真を掲載している優良クリニックまでもがこの規制対象になるのは大変残念ですが、そこに線引きをするのはとても困難なので、この業界が良い方向に向かうために、優良クリニックも今回ばかりは犠牲となるしかありません(v_v)(v_v)

 

来年6月の”ビフォーアフター写真”が掲載禁止後に起こるのは、儲けることよりも、患者さんを最優先にした正しい医療実践する結果、本当の意味での”口コミ”・評判が良いクリニックのみが生き残ってゆく現象でしょう。

 

そういった意味では、本当に良い美容医療が実践される日がもうそこまで来ているとも言えるのではないでしょうか(^○^)