長くこの仕事に携わっていると、ネットや紹介で訪れる新規患者様のみならず、友人・知人たちが治療を希望することが時々あります(^^)

 

最近、僕と同世代の友人男性が「最近上瞼が重たくなってきたのでどうにか改善したい」との相談を受けました。

 

男性も中高年世代になると、上瞼皮膚が緩んだり皮膚奥の眼窩脂肪が下垂し、目を覆うよになり始めます。。

 

この友人の場合も、典型的な上眼瞼たるみ症状が認められたので、僕は彼に「外科治療が相応しい」と説明しました。

 

すると友人は「是非治療を受けたいけれど、元々一重なので治療後に二重になったりと印象が変わるのは困る」と言うので、僕は「一重を維持したまま、開眼目的の上瞼たるみ治療行います」と説明しました。

 

男性はお化粧もしないため、一重瞼が”パッチリ二重”になると印象が大幅に変化し、周囲から美容外科治療を受けたことがバレバレとなります(>_<)

 

ですから男性の美容外科治療は、一般的に出来るだけ印象が変わらないよう十分配慮して治療することが肝心です。

 

この友人の治療は無難に終了し、一週間の抜糸時もまだ腫れが残存していたものの経過良好で、僕は一安心しました(^^)

 

また、上瞼治療で本当に良い結果が得られるのは治療から数週後なので、先日僕は経過観察を兼ねて彼の経営するレストランを訪れました(^-^)

 

そこで友人の目元を注意深く観察すると治療後の腫れは完全に引き、彼の望み通り元の一重のままでしたが、逆の見方をすると、治療前と比較して大きな変化がなかったとも言えます。。(^_^;)

 

その時、友人の治療をを知っている別の友人がレストランの席で彼に、”それで治療を受けてどうだったの?”と良い質問しました。

 

すると治療を受けた友人は「治療前、開けるたびに重たさを感じていた瞼がすっかり軽くなって本当に助かったよ!」と上機嫌で返答しました。

 

そのやりとりを聞きながら僕は「男性の場合、”見た目”だけでなく、目の開きやすさ(機能)改善により強く価値を感じるのか。。」と改めて気づかされました。

 

逆にほとんどの女性の場合、”機能”よりも”見た目”に重きを置きますが、僕のクリニックで治療を受ける方々の90%以上が女性なので、”見た目”改善に馴れてしまったのでしょう(^_^;)

 

今回、男性友人が開眼機能の改善を評価してくれたので、美容・形成外科治療の”機能”改善の価値を再認識しました(^_^)

 

当クリニックには年々男性患者さんが増えておりますが、美容・形成外科では”見た目”改善同様、”機能”改善をも考慮しながら治療を続けてゆこうと思います。