最近僕はクリニックスタッフに”マニアック”と言われ、その単語の意味を辞書で調べると、狂気・狂乱、熱中者など、あまり宜しくない内容が載っています(^_^;)

 

そして”マニアック”の反対は”ノーマル”で、正常・普通のという意味になります。

 

どう考えても従来までは”マニアック”より”ノーマル”なほうが正当とされ、我々は皆”ノーマル”になるよう家庭でも学校でも教育されてきたはずです。

 

その証拠に、現在も大学入試のセンター(かつての共通一次)試験は、理系・文系両方ともバランス良く高得点を取得した学生が、よりハイレベルな大学に入学出来るシステムがまかり通っています(>_<)

 

この教育システムこそがマニアックな才能を排除し、ノーマルで平均的な才能だけを育てるよう策略されているのです。。

 

本来我々には個性・多様性が備わっているはずであり、それらにこそプライスレス(値段をつけられないほど)の価値であるはずです。

 

ところが現行の受験教育によって、上述の如く個性を発揮するマニアック系な人たちが浮かび上がれない社会体制が頑として根を張っています。。

 

その歪曲した環境に、純粋で素直な子供たちは本能的に居心地の悪さを感じ、中には非行・登校拒否・虐め・最悪の場合は自殺行為などで、そこに溜まったネガティブ・エネルギーを吐き出さずにいられない状況が継続しています。(v_v)(v_v)

 

僕の例を挙げると、受験生時代はこれといって得意科目がない代わりに不得意科目もなく、全ての教科が平均的だったので、なんとか国立大学に滑り込めました。。

 

ですが、もし当時からも今のマニアックな面が現れていたとしたら、受験勉強で苦労し今とは全く別のことをやっていたかもしれません(^_^;)

 

さて僕がクリニック・スタッフにマニアックと言われたことに話を戻します^_^;

 

それは先日僕が、時間の経過を忘れるような勢いで治療していると、その治療後に助手スタッフが「先生の治療はほんとマニアックですよね〜」と言うので、僕は即座に「それどういう意味??」と聞き返しました。

 

するとそのスタッフは「先生の治療は徹底的というか、何かにとりつかれたようにほとんどまばたきもしないで目を開けっ放して治療していますから。。」と答えました。

 

僕は「へ〜、そうなんだ。。治療中の自分の姿は見えないからね〜」と当たり障りのない返答をしておきました(^_^;

 

よく考えると僕が毎日行う手術は、顔面の狭く深い間隙に焦点と集中力を重ねた、それはそれは超”マニアック”な僕だけが浸りきる独特な世界なのですσ(^◇^;)

 

ところが近頃の早い時代の流れとともに”ノーマル”より、むしろ”マニアック”な才能が重宝される時代が始まりつつあると僕は感じています。(^-^)

 

スポーツ選手や芸術家、例えばイチロー選手のように、その性格がアスペルガー症候群的な人、すなわち限定された物事への過剰なこだわり、ルールを持った方こそが大成功を収められると誰しもが認めています。

 

このように、さまざまな分野でマニアックな人たちがその特殊才能を開花させる時代こそが、想像力・多様性に富んだ魅力的社会をもたらすはずです(^^)

 

僕も仕事にはマニアックの良い意味、つまり”強いこだわり”を持ちながら、これからも日々邁進してゆきたいと思っています(^-^)